自信をつけるためには、まずどうすればいいのでしょうか。
まず「自信」という字を見てみましょう。
「自信」という字は「自分を信じる」と書きます。
自信をつけるために大切なことは「頭」ではなく「体」で覚えることです。
頭で覚えたことは、忘れやすく動きに時間がかかるという特徴があります。
それに対して「体」で覚えたことは、とっさのときに無意識に動いてしまい、なおかつ動きが速い特徴があります。
私が留学時代、ある友人と留学生活の「慣れ」について、ふと話し合ったことがあります。
そのとき、私はすでに留学3年目になった時期であり、海外での生活にはもう慣れていました。
むしろマンネリ状態であったくらいです。
自信は、自分の実力が身についてくるのに比例して、大きくなります。
実力は自分の本当の力です。
地位や肩書、お金が、その人本人の実力ではなく、今、手ぶらの状態でどれだけできるかが実際の力です。
自信をつけるためには、まず最悪から経験することが大切です。
一度地獄を経験すると、ほかが天国に見えてきます。
昔の地獄と比べれば、今の状態は大したことがないと思えてくるのです。
自信のある人といえば、どんな人を想像しますか。
やはり、何でもできるスーパーマンのような人物を、想像するのではないでしょうか。
何の弱点のない人や様子を思い浮かべることでしょう。
私は、19歳のころからずっと日記をつけ続けています。
最初のきっかけは、ちょうど留学前でしたから、留学の間の成長を記そうという意気込みを持って始めました。
当初の予定どおり、留学を始める前から終わるまで、1日たりとも欠かさず日記をつけ続けました。
初めて踏む地というのは、不安なものです。
どこに何があるのかわからず、今、自分がどこにいるのかさえわからず、自信が持てません。
私が留学でロサンゼルスに行ったときも、最初はどこに何があるのかわからずとても不安でした。
自信のある人は、1人では何もできないことを知っています。
空から見上げれば、人間なんてただの「点」です。
その点が、一生でできることには限界があります。
自信のある人は、決まって語尾まではっきり言い切ります。
「自分はしたいのか、したくないのか」
「できるのか、できないのか」
自信のある人は「自信がある」とは言いません。
「自信がある」という言葉は、自信のない人が強がっているときに口にする言葉です。
本当に自信がある人は、笑顔で表現します。
留学生には、外国に住み始めて何年か経つと面白い現象が起こります。
「自信」がつくのです。
よく聞かれることなのですが、私は滑らかな英語なんて話せません。
自信をつけるには、とにかくできるだけのことをしてしまいましょう。
自分にとって必要なことをすべてやりきったときは、必要以上に心配しなくてもいいのです。
後は堂々としていいのです。
人生とは不思議なことに、うまくいくときにはどんどんうまくいきます。
幸運が幸運を呼び、将棋倒しのようにどんどんうまくいき始めます。
どんどんうまく人生を送る人たちに共通することは「得意なこと」があることです。
人は、自分の許容量を超えるものを目にしたとき、自信をなくしてしまいます。
今の自分がいかに小さいかがわかってしまい、自信をなくして、落ち込んでしまうのです。
これはチャンスです。
自信は、少しずつ身についてくるものです。
小さな自信なら、すぐ身につけることができます。
日頃からの練習をこつこつ積み重ねることです。
自信はつけるだけだと思っている人がいます。
たしかに自信はつけるものですが、つけるだけではありません。
頂くものでもあります。
自信をつけるための簡単な方法があります。
慣れることです。
料理、勉強、仕事、車の運転など、自信をつけるためには、慣れるだけで簡単に自信をつけることができます。
自信の正体とは「慣れ」です。
どれだけ慣れてしまうかで、身につく自信の大きさも変わってきます。
慣れるためのコツがあります。
「自分は変わっている。変だ」と思っている人ほど、自信を持ってかまいません。
自分本人でさえ「私はおかしい。変だ」と思えるくらいのキャラクターなら、貴重です。
数少ないという「希少価値」があります。
大切なことは、物より経験です。
物はもつのに限りがあります。
たくさんあっては重たくなり、行動力も鈍くなります。
私が運転免許を取得するため、教習所に通っていたときのことです。
教習所のベテラン講師から、ためになるアドバイスをされたことがあります。
「車の運転中、前の車をぼうっと見ない。上手に運転する車が前を走っていれば観察して運転の仕方を学びなさい」という言葉です。
自信は手に入れるだけではありません。
取り戻すものです。
最初は自信があったのに、だんだんなくなってきたのは「秘密」や「悩み」が増えていったからです。
自信をつけるには、力を入れるのではありません。
むしろ逆です。
力を抜くことです。
最初、それぞれの自信は、単体です。
小さい自信で、まだ胸を張ることができません。
しかし、自信は組み合わせて見ると、もっと大きな自信になります。
「貴博君は、むかつくことないの?」と、友人からよく聞かれます。
たしかにむかつくことは少ないかもしれませんが、むかつくときはむかつきます。
私も人間です。
自信がないことは、いけないことではありません。
むしろ「自信がない」という人は、自分のことをよく考えることができている人です。
自分ができるのか、できないのかをしっかり把握し、自信がないとわかればしっかり落ち込み反省できる人です。
自信をつけるには、言い訳するのをやめましょう。
言い訳をしないだけで、自信がつきます。
言い訳をしてしまうと、自分に逃げ道を作ってしまうことになります。
私はお化け屋敷が大好きです。
普段味わえないような高揚感を味わえます。
私はお化けたちから、どきどきという刺激を受けます。
私が今、ウェブページで文章を載せているのには、理由があります。
ウェブサイトへ訪れた人に、幸せになってもらうためです。
それが、このサイトの目的です。