執筆者:水口貴博

記憶力を高める30の方法

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人に説明したことは、忘れなくなる。

人に説明したことは、忘れなくなる。 | 記憶力を高める30の方法

単純な方法で、かつ、効果的な記憶方法があります。

あなたが覚えたことを、他人に説明しましょう。

親でも友人でもかまいません。

たとえば今日、歴史の勉強をしたとします。

勉強した狭い範囲でかまいませんから、親や友人に、声に出して説明してみましょう。

もちろん黒板を使って、図を書いたり、紙に絵を描いたりしながら説明すれば、なお効果的です。

恥ずかしがらずに、思い切って教える立場になりましょう。

自信がなくても自信のあるふりをしましょう。

先生になったつもりで、説明しましょう。

すると驚いたことに、説明したことは、もう忘れられないほど強く記憶に残るようになります。

人に説明しようとすると五感を最大限に活用し、脳が活性化されるからです。

五感を通した強い刺激であるため、忘れられないほど強く記憶に残るようになります。

嘘だと思ったら、試してみましょう。

人に説明する利点は、これだけではありません。

人にわかりやすく説明するために、知っていることを噛み砕く必要があります。

わかりやすく説明をしようと心がける課程で、記憶がさらに定着していきます。

説明する利点は、まだほかにもあります。

人に説明をしようとすると、記憶の抜けている部分、誤解していた部分、理解不足の部分などを発見するきっかけになります。

「最高の勉強とは人に教えること」と言っても過言ではありません。

学校で頭のいい生徒は、クラスの人気者です。

頭がいいからたくさんの生徒が教えてもらおうと、話しかけます。

教えてもらえれば、その人に好感を持ちます。

「頭がよくて優しい」となれば、クラスの人気者になること間違いなしです。

頭のいい人が積極的に教えようとするのは、説明すれば自分のためになることを知っているからです。

無意識のうちに「教えると記憶に強く残る」現象を何度も体験しているので、困っている人のために教えようとする立場になります。

教える立場は、優しさを演出できるだけでなく、自分の勉強にもなるという一石二鳥のおいしい話です。

勉強できる人はさらにモテます。

逆に勉強ができない人は、説明から逃げようとするので、さらにモテなくなるのです。

記憶力を高める方法(11)
  • 勉強したことを、先生になったつもりで、人に説明してみる。
記憶は「一度で完璧」ではなく「復習」で身につける。

記憶力を高める30の方法

  1. 「勉強」そのものより「勉強法」から、身につける。
  2. そもそも脳は、覚えるより、忘れるほうが圧倒的に得意。
  3. 長期記憶のためには、海馬を騙せばいい。
  4. 復習は、1カ月以内にすること。
  5. 復習タイミングは、1週間後が最適。
  6. 一芸は道に通ずる。
  7. 記憶力は、最初と最後が最も高い。
  8. 隙間時間に覚えるほうが、よく覚えられる。
  9. 覚えれば覚えるほど、覚えやすくなる。
  10. 睡眠時間は、最低でも6時間以上。
  11. 人に説明したことは、忘れなくなる。
  12. 記憶は「一度で完璧」ではなく「復習」で身につける。
  13. 百聞は一見にしかず。
  14. 体験するのが、一番覚えやすく、忘れにくい。
  15. 記憶力は「トライ&エラー」の数に比例する。
  16. 由来や理由がわかると、記憶に強く残る。
  17. 喜怒哀楽が伴ったことは、強く記憶に残る。
  18. 好きなことは、すぐ覚えられる。
  19. 勉強ができる人のノートほど、字が汚い。
  20. 記憶力を高めるために、ノートはとらず、復習範囲を絞る。
  21. 他人を蹴落とす人は、自分が蹴落とされる。
    他人の幸せを喜ぶ人は、自分が幸せになれる。
  22. 覚えようと意識しないと、覚えられない。
  23. 耳の記憶は、目の記憶より強い。
  24. 類義語・対義語・関連用語は、覚えやすい。
  25. 記憶力は、朝食後に高まる。
  26. 勉強とは「頑張るもの」ではなく「楽しむもの」。
  27. 成績がいい人ほど、魚が好きな人が多い。
  28. ガムを噛むと、眠気が吹き飛ぶ。
  29. 寝る前に覚えたことは、記憶に残りやすい。
  30. 他人が引いた下線より、自分で引いた下線のほうが、記憶に残りやすい。

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