ミスが発生したとき、ミスした人を責めてしまいがちです。
「なぜこういうことをしたんだ?」
「こんなところで間違えるな!」
「本当に遅い人間だな!」
しかし、ヒューマンエラーを改善するためには、ミスした人を責めてはいけません。
ミスをした原因を徹底的に探り、原因を改善することが、ヒューマンエラーの防止策です。
ミスが発生したときには、人ではなく、プロセスを責めます。
「間違いやすいプロセスになっていないか」
「プロセスに問題があるから、人が間違えた」
プロセスを見直して、改善します。
人の能力、力量、性格によって、うまくいくかどうかが決まるプロセスではいけません。
誰が、いつしても、ミスしないプロセスへと変更することが、本当のヒューマンエラー対策です。
人がミスをしたなら、必ず「ミスをしやすい原因」があるはずです。
その根本的原因を、徹底的に探ります。
問題は、人にあるのではなく、プロセスにあるのです。