執筆者:水口貴博

ヒューマンエラーを防ぐ30の方法

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「問題が発生したときの方法」より「問題を発生させない方法」を考える。

「問題が発生したときの方法」より「問題を発生させない方法」を考える。 | ヒューマンエラーを防ぐ30の方法

「問題が発生したときの方法」について考えるより、先に考えておかなければならないことがあります。

「問題を発生させない方法」です。

「喧嘩に勝つ方法」より「喧嘩をしない方法」を考えるということです。

喧嘩に勝つための方法を考え始めると、面倒なことがたくさん増えます。

相手を威圧するための態度・暴言・ねじ伏せる力。

どれもしたくありません。

身につけたところで普段の生活で役立つこともなく、そもそも人相も性格も悪くなります。

しかし、そもそも喧嘩をしなければ、威圧するための態度も、暴言も、ねじ伏せる力も不要です。

喧嘩をしないために「謙虚」や「譲り合い」などの相手を思いやる習慣があれば、そもそも喧嘩になることはないはずです。

喧嘩をしない方法は、それのみならず、私生活全体においてあなたを向上させます。

「対処」より「予防」に徹底した力を注ぐことです。

「風邪を引いたらどうするか」より「風邪を引かないための予防」に力を入れればいい。

食事や運動に気を使うと、風邪への対処だけでなく、生活全体の見直しにつながるという相乗効果もあります。

これが一番の理想です。

問題を発生させない食事や運動を見直すことで、あなたの健康状態が改善され、生活がさらに豊かに向上することでしょう。

「防ぐ方法」は「生活を豊かにする方法」につながります。

これが、ヒューマンエラーを防ぐための最高の方法なのです。

ヒューマンエラーを防ぐ方法(24)
  • 「喧嘩に勝つ方法」より「喧嘩をしない方法」を身につける。
ヒューマンエラーは、省略したときに起こる。

ヒューマンエラーを防ぐ30の方法

  1. ヒューマンエラーは、慣れたときに起こる。
  2. 頭で覚えているささいなことほど、チェックシートを使って確かめる。
  3. 車の助手席に座る人には、確認者としての仕事がある。
  4. 指さし確認・声だし確認を癖にする。
  5. 改善すべきは、人ではなく、プロセス。
  6. 見間違いやすい数字や記号は「使わない」か「ふりがな」で対処する。
  7. キスをすれば、ヒューマンエラーがなくなる?
  8. 精度を求めた「ゆっくり」には、雑談がない。
  9. 集中しなくても、ミスをしないシステムを作る。
  10. きれい事を言う人が、一番きれいな行動をしなければならない。
  11. デジタルな作業を、わざわざ人間が行う必要はない。
  12. プロスポーツ選手は、ファンという監視の目に助けられている。
  13. ヒューマンエラーは「アナログ」で発生する。
  14. ミスをした人にペナルティーを与えない。
    反則した人にペナルティーを与える。
  15. 手順書・約束事は、ヒューマンエラー防止の第一歩。
  16. 他人のミスや失敗は、絶対、あなたのためになる。
  17. 恥ずかしさを捨てなければ、ヒューマンエラーを撲滅できない。
  18. わからないときには、質問する。
    わかったときには、言い換えた内容で質問をする。
  19. ヒヤリハットを見逃すな。
  20. 商用環境では、速度より精度を重視。
  21. 精度を追求する原則を守った結果、作業が速くなるのは問題ない。
  22. 例外を1つも作らない。
  23. そもそも作業をしなければ、ヒューマンエラーが起こることもない。
  24. 「問題が発生したときの方法」より「問題を発生させない方法」を考える。
  25. ヒューマンエラーは、省略したときに起こる。
  26. 疲れてから休憩ではない。
    疲れる前に休憩をする。
  27. 作業中は、電話を取らない。
  28. デスクの上に、不要な物を置かない。
  29. 短期記憶に頼らない。
  30. 「もし」で考える人ほど、未来が開ける。

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