ヒューマンエラーを防ぐ、意外な方法があります。
「作業をしなければいい」という方法です。
そもそも作業そのものをしなければ、失敗や間違いが発生することはありません。
ヒューマンエラー対策を考える前に、次のことをあらためて考えましょう。
「無駄な部分を省略できないか」
「そもそも本当にする必要があるのか」
「実は、しなくてもいい作業ではないか」
必要性について考え直してみましょう。
しなくてもいい作業も、過去の慣例から意味もなく続けている場合が多いです。
しなくて済む方法を考えます。
あるいは、ほかの作業と絡めて一緒にまとめてしてしまう方法も考えてみます。
たとえば、母が今まで家のすべての部屋を掃除していたけど、実はしなくていい部屋まで掃除をしているかもしれません。
父に相談すると「自分の部屋は自分でするからしなくていい」という答えが返ってくるかもしれません。
そうなれば、母も掃除の面倒が1つ減ります。
今まで出社と言えば車だったけど、必ず車がないと通えないのかと考えます。
「電車+徒歩」で通えることに気づきます。
健康のために「電車+徒歩」で通うようになれば、車による交通事故を起こす可能性が、そもそもなくなります。
またガソリン代も節約できます。
もちろん距離によっては「徒歩のみ」でもいいでしょう。
生活を見直すと「しなくていいこと」をしているものです。
あらためて「本当にする必要があるのか」と疑ってみましょう。