執筆者:水口貴博

ヒューマンエラーを防ぐ30の方法

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作業中は、電話を取らない。

作業中は、電話を取らない。 | ヒューマンエラーを防ぐ30の方法

電話は、いつ、かかってくるかわかりません。

大して重要な作業中でなければ、かかってきた電話をつい取ってしまいがちです。

しかし、作業中には電話を取らないというルールを徹底しましょう。

取りたくても、取りません。

作業が中断することで、タイムアウトになったり、作業再開が難しくなったり、手順の飛ばしが発生する可能性が高くなります。

命に関わる大事な手術中に、電話が鳴ったからとはいえ、メスを持ちながら電話を取るのは危険です。

いくら電話とはいえ、取ってはいけない場面があります。

車の運転でも同じです。

運転中に電話が鳴っても、取ってはいけません。

無理をして電話を取るから、思わぬ交通事故につながります。

電話は、一度車を停止してから、かけなおせばいい。

電話が鳴れば気になり、手が伸びてしまう気持ちはわかります。

しかし、作業中に電話を取らない人ほど、本当に安全を意識したプロなのです。

ヒューマンエラーを防ぐ方法(27)
  • 大事な作業中に電話が鳴っても、取らないようにする。
デスクの上に、不要な物を置かない。

ヒューマンエラーを防ぐ30の方法

  1. ヒューマンエラーは、慣れたときに起こる。
  2. 頭で覚えているささいなことほど、チェックシートを使って確かめる。
  3. 車の助手席に座る人には、確認者としての仕事がある。
  4. 指さし確認・声だし確認を癖にする。
  5. 改善すべきは、人ではなく、プロセス。
  6. 見間違いやすい数字や記号は「使わない」か「ふりがな」で対処する。
  7. キスをすれば、ヒューマンエラーがなくなる?
  8. 精度を求めた「ゆっくり」には、雑談がない。
  9. 集中しなくても、ミスをしないシステムを作る。
  10. きれい事を言う人が、一番きれいな行動をしなければならない。
  11. デジタルな作業を、わざわざ人間が行う必要はない。
  12. プロスポーツ選手は、ファンという監視の目に助けられている。
  13. ヒューマンエラーは「アナログ」で発生する。
  14. ミスをした人にペナルティーを与えない。
    反則した人にペナルティーを与える。
  15. 手順書・約束事は、ヒューマンエラー防止の第一歩。
  16. 他人のミスや失敗は、絶対、あなたのためになる。
  17. 恥ずかしさを捨てなければ、ヒューマンエラーを撲滅できない。
  18. わからないときには、質問する。
    わかったときには、言い換えた内容で質問をする。
  19. ヒヤリハットを見逃すな。
  20. 商用環境では、速度より精度を重視。
  21. 精度を追求する原則を守った結果、作業が速くなるのは問題ない。
  22. 例外を1つも作らない。
  23. そもそも作業をしなければ、ヒューマンエラーが起こることもない。
  24. 「問題が発生したときの方法」より「問題を発生させない方法」を考える。
  25. ヒューマンエラーは、省略したときに起こる。
  26. 疲れてから休憩ではない。
    疲れる前に休憩をする。
  27. 作業中は、電話を取らない。
  28. デスクの上に、不要な物を置かない。
  29. 短期記憶に頼らない。
  30. 「もし」で考える人ほど、未来が開ける。

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