執筆者:水口貴博

記憶力を高める30の方法

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記憶は「一度で完璧」ではなく「復習」で身につける。

記憶は「一度で完璧」ではなく「復習」で身につける。 | 記憶力を高める30の方法

記憶が苦手な人は、記憶するとき、一つ一つ確実に覚えようとする傾向があります。

もちろんその丁寧な姿勢は「素晴らしい」と思いますが、実際の勉強は制限時間があります。

また効率は考えず、読書をゆっくり楽しみたいときもあるでしょう。

そういう場合は、まだわかります。

しかし、学校での中間テスト、学期末テスト、受験勉強など、試験日までには制限時間があります。

制限時間があるという前提では「のんびり勉強をしよう」とは言っていられません。

制限時間を意識して、効率よく進める必要があります。

制限時間の中で効率を追求するならば「一度で確実」より「あやふやでもいいからスピード」が重要です。

「スピード」があれば、何度も復習することができるからです。

復習の回数が多ければ多いほど、確実に記憶に定着させることができます。

うまいことに「確実さ」は、スピードを持って何度も復習をしているうちに、自然と身についていきます。

たとえば、英単語を100個覚えるとします。

覚えるときには、1つを完璧に覚えてから次の単語に進むのでは、時間がかかりすぎます。

10個目の単語を覚えているときには、1個目の単語を忘れていることでしょう。

20個目の単語を覚えているときには、10個目の単語を忘れていることでしょう。

まず確実でなくてもいいから、スピードを出して、一度全部、目を通してしまいます。

完璧に覚える必要はなく「見たことある」「聞いたことある」という程度の感覚をつかむために、ざっと全体に目を通しましょう。

人間は「見たことある」「聞いたことある」ものに関しては、頭に入りやすくなります。

立ちながら音読をしたり、単語を紙に書いたりして、できるだけたくさんの感覚器官を使って、覚えようとします。

一度で完璧に仕上げるのではなく、二度三度の復習によって、記憶を次第に強化していきます。

口を酸っぱくするようですが「復習こそ、本当の勉強」です。

勉強は、初めから完璧に身につけることはできません。

何度も繰り返し復習を重ねることで、理解を深め、記憶を定着させていくものなのです。

記憶力を高める方法(12)
  • 制限時間があるからこそ、スピード重視で、復習回数を増やす。
百聞は一見にしかず。

記憶力を高める30の方法

  1. 「勉強」そのものより「勉強法」から、身につける。
  2. そもそも脳は、覚えるより、忘れるほうが圧倒的に得意。
  3. 長期記憶のためには、海馬を騙せばいい。
  4. 復習は、1カ月以内にすること。
  5. 復習タイミングは、1週間後が最適。
  6. 一芸は道に通ずる。
  7. 記憶力は、最初と最後が最も高い。
  8. 隙間時間に覚えるほうが、よく覚えられる。
  9. 覚えれば覚えるほど、覚えやすくなる。
  10. 睡眠時間は、最低でも6時間以上。
  11. 人に説明したことは、忘れなくなる。
  12. 記憶は「一度で完璧」ではなく「復習」で身につける。
  13. 百聞は一見にしかず。
  14. 体験するのが、一番覚えやすく、忘れにくい。
  15. 記憶力は「トライ&エラー」の数に比例する。
  16. 由来や理由がわかると、記憶に強く残る。
  17. 喜怒哀楽が伴ったことは、強く記憶に残る。
  18. 好きなことは、すぐ覚えられる。
  19. 勉強ができる人のノートほど、字が汚い。
  20. 記憶力を高めるために、ノートはとらず、復習範囲を絞る。
  21. 他人を蹴落とす人は、自分が蹴落とされる。
    他人の幸せを喜ぶ人は、自分が幸せになれる。
  22. 覚えようと意識しないと、覚えられない。
  23. 耳の記憶は、目の記憶より強い。
  24. 類義語・対義語・関連用語は、覚えやすい。
  25. 記憶力は、朝食後に高まる。
  26. 勉強とは「頑張るもの」ではなく「楽しむもの」。
  27. 成績がいい人ほど、魚が好きな人が多い。
  28. ガムを噛むと、眠気が吹き飛ぶ。
  29. 寝る前に覚えたことは、記憶に残りやすい。
  30. 他人が引いた下線より、自分で引いた下線のほうが、記憶に残りやすい。

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