あなたの時間を奪っているものの1つが「決断」です。
もたもた決断をしていませんか。
もちろん決断に時間をかけることがいけないわけではありません。
ミスや間違いが許されない仕事であれば、決断に時間をかけることが重要です。
大きな影響をもたらすことであれば、1つの決断に時間がかかるでしょう。
慎重に調べたり何度も確認したりするのも無駄になりません。
特に大金や人命が絡むことは、決断も慎重になるべきです。
決断に時間をかけるのが正解であり、時間をかけるべきです。
しかし、重要度にかかわらず、いつももたもた決断に時間がかかっているのはよくありません。
心当たりがあれば、要注意です。
それは単なる優柔不断です。
ささいなことにもかかわらず、もたもた決断するのはよくありません。
決断が遅いと、貴重な時間が奪われます。
くよくよするたびにストレスが生まれ、貴重なエネルギーを消耗します。
時間の無駄を生むことになり、貴重な人生を消費してしまう。
決断が遅いと、余計なことを考えてしまい、不安や緊張がエスカレートすることも少なくありません。
知らず知らずのうちに時間が浪費されていき、気づけば、大きな時間を失ってしまっているのです。
決断が遅いと、行動も遅くなります。
もたもた決断する人は、決まって仕事も遅いのが特徴です。
決断が遅いと仕事全体が遅れ、残業と休日出勤が増えるのです。
遅い決断は、自覚しにくい特徴があります。
多かれ少なかれ「迷う」という作業が伴っているため、無駄なことをしていると気づきにくい。
自分では普通と思っていても、客観的に見ると、意外と時間がかかっています。
そのため、決断が遅くても「何も悪いことをしていない」と思ってしまいます。
「自分は大丈夫」と思っている人でも、あらためて振り返ってみる価値はあるでしょう。
「決断は時間をかけるもの」という固定観念をなくしてください。
時間を増やしたいなら、決断のスピードを上げましょう。
重要なことを除いて、素早く決断する癖をつけましょう。
小さなことなら、一瞬で決断するよう意識します。
ミスをしても後からやり直せるなら、決断に時間をかけるのはほどほどにして、さっさと始めるのが得策です。
たとえ大きなことであっても、あっさり決断することがあってもかまいません。
普段から決断が遅い人は、レストランでトレーニングをするといいでしょう。
レストランは、決断のトレーニング場です。
レストランに入ってメニューを開いたら、一瞬で決めてしまいます。
目安は「1分以内」です。
レストランの食事であれば、間違えたとしても小さなこと。
迷いが生じ始めたら、最初に「いいな」と直感したもので決めましょう。
注文に失敗しても、それはそれで新しい味覚を知るチャンスになるでしょう。
本を買うときも「面白そう」と思ったら、さっと決断して買います。
洋服を買うときも「欲しい」と思ったら、さっと決断して買います。
これが「決断力を鍛える」ということです。
決断のスピードは、普段からの習慣です。
普段から素早く決断する癖をつけておけば、無駄な時間を使わなくて済みます。