人間関係で悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
いくら相手のことを好きになろうと思っても、そう思えない心があります。
大嫌いな人とは、話をしたくないのはもちろん、声すら聞きたくはありません。
顔も見たくないし、視界に入ってほしくないくらいです。
仲の悪い人とは、なかなか思うような関係が築けません。
こうしたとき、どうすればいいのでしょうか。
誰が悪いのでしょうか。
悪いのは誰でもありません。
ただあなたが、そうした出来事や刺激の受け止め方が少し下手なだけです。
大切なことは、受け止め方です。
受け止め方によって、あらゆる出来事が変わります。
出来事を変えようとするのではなく、受け止め方を変えることです。
過去のつらい出来事も、つらいと感じているのは、自分の心です。
ある出来事を、自分が勝手に「つらい」と感じています。
出来事そのものがどうかではなく、つらいと考えるあなたの受け止め方に問題があります。
出来事を変えるのではありません。
受け止め方を変えることがポイントです。
以前、私は仕事で、顔も見たくない人と出会ったことがあります。
本当に意地悪ばかりをしてくる上司であり、仲はよくありませんでした。
たしかにその当時は、本当に毎日がつらく「こんな人にはなりたくない」と思っていた。
しかし「こんな人にはなりたくない」と思っていたからこそ、反面教師にでき、今の私が存在しています。
そう考えると「今の私がいることは、その人のおかげ」とも言えます。
過去のつらい出来事、すべては自分の受け止め方しだいで変わります。
つらい過去があるのではなく、つらい過去にしている自分の心があり、そうした受け止め方をしているだけです。
受け止め方を改めましょう。
「つらい」と考えるのではなく「勉強になる」と受け止めます。
大嫌いな人と接していても「この人のおかげで、悪い例に気づくことができた」と感謝さえしてしまう。
私は性格の悪い人と接したときは「こんな人にならないように気をつけよう」と受け止めています。
もしかしたら自分がしていたかもしれない行動や発言を、私の代わりにしてくれています。
おかげで私は、同じ過ちを繰り返さなくて済んでいます。
受け止め方しだいによって、すべての出来事が変わります。
自分にとってプラスになる受け止め方なら、どう受け取ってもかまいません。
つらい出来事があるのではなく、自分がそう受け取っているだけだと気づけば、怖いことはなくなります。