高い視点から見ることができるようになると、真実に気づくことができるといいました。
心のごみは、幻想です。
しかし、それに気づくことができない現実があります。
視野が狭く、低い視点から物事を見ている癖がついているからです。
あなたの視点をもっと高くすれば、必然的に視野が広くなります。
視点を天井から見下ろすことができれば、部屋全体が見渡せるようになります。
屋上から見ることができれば、自分の家と周辺を見渡せるようになります。
次は空から見下ろしてみましょう。
空からは、町全体を見ることができます。
その次は宇宙から地球を見下ろしましょう。
地球という星全体が、視野に入り、見えてこなかった部分まで見えるようになります。
それができれば、次は太陽系全体から見てみましょう。
次は、銀河系からです。
そこまでできれば、究極的には、宇宙全体から、何もかもすべてを含めて見ることができるようになります。
究極的に高い視点とは、すべてを含めた「宇宙全体から見る」というところからです。
これこそが、究極に高い視点となります。
真実に気づけば、一瞬のうちに事実が見えるといいました。
では、さっきより高い視点から見ることができるようになったあなたに、ちょっと質問です。
「今、あなたはどこにいますか」
視野の狭い人は、今立っている場所を答えます。
私なら、今、新宿にいます。
たしかにそれも答えです。
ですが「答えの1つ」であり「本当の答え」ではありません。
高い視点から見ると、日本にいるということもできます。
もっと高い視点から見ると、地球にいるということもできます。
同時に太陽系にいるともいえますし、銀河系にいるということもできます。
究極的な事実としては「宇宙にいる」ということができるのです。
私は今、新宿にいるという答えは無限にある答えの1つであって、本当の真実ではないのです。
今、新宿にいながらにして、同時に日本にも、地球にも、太陽系にも銀河系にも、すべてに所属しています。
本当の真実としては「宇宙にいる」という答えになります。
視点が低いと「部屋にいる」とか「家にいる」と答えます。
間違いではありませんが、視野が狭く視点の低い答えなのです。
しかし、あなたの視点が高くなれば「部屋にいる」以外の答えを出すことができるようになりますよね。
むしろ「部屋にいる」という答えは、大変に視野の狭い答えであることがわかるはずです。
視点が高くなれば、あらゆる真実が見えてくるようになります。
見えてこなかったことや気づかなかったことに、一瞬にして気づくことができるようになります。
ずっと「こうだ!」と思い込んでいたことでも、視点が高くなるだけで、実は違っていたことに、気づくことができるのです。