「短く」を意識するだけで、コミュニケーション能力は飛躍的にアップします。
話を意識的に短くするだけで、歯切れがよくなり、リズムができます。
1つの話が長いとつまらなくなることは、中年の説教を受けたことのあるあなたも、十二分にご存じでしょう。
いい話やためになる話でも、話が長いだけで集中力が途切れてしまい、飽き飽きしてきます。
私は一文の文章を、わざと短くしています。
できるだけ文章を短くして、句点で区切ります。
今、あなたが読んでいる文章でもそうです。
それぞれの1文が短いですよね。
わざとそうしています。
本当は接続助詞を使って、文章をつなげることもできます。
たとえば、このように1文を接続助詞でつなぎ、わざと文章と文章をつなげていくこともできますが、文章がくどくなって読みにくくなりますし、疲れやすくもなり、何が言いたいのかわからなくなりますが、実際にはこのように1文を区切らず、一続きにしている人が多くいますし、このようにすることが悪影響を及ぼしていることに気づいていない人が大勢存在しますから、これを通常の会話に置き換えて考えてみると、やはり長々しい話は論点がぼやけるため何が言いたいのかわからなくなり、よい話をしていても覚えにくいだけでなく、印象にも残りにくくなるので、この点を注意して話すことが大切です。
いかがでしょうか。
おそらく途中から疲れを感じ始めたのではないでしょうか。
話がくどくなってしまうと、疲れやすくなるだけでなく、話の論点もぼやける弊害があります。
文章とはいえ、実際のコミュニケーションでも同じです。
長々と話をしている人は、それだけで大きな減点になります。
1文は短く区切ったほうが、頭にもすっと入ってきて、理解しやすくなります。
短いというだけでリズムが出て、聞いているだけで心地よくなります。
言葉を短く区切ってみましょう。
「聞きやすい」「理解しやすい」「リズムも出る」という三拍子が揃います。
コミュニケーションは、短いキャッチボールの連続です。
キャッチボールの1回が短いから、リズムよくテンションが上がっていき、コミュニケーションもリズムよくなるのです。