コミュニケーションというキャッチボールでは、相手に焦点を合わせることが前提です。
自分と相手との距離を見て計り、強すぎず弱すぎない力でボールを投げます。
相手が動かなくてもいいように、飛んでいくような一言をあなたが投げることができればいいわけです。
相手が好きそうな話題を選び、返事をしやすいように構えます。
コミュニケーションは「会話」という言葉より「相手のための会話」という意味合いが強くなります。
「communication」の「commute」とは、日本語に訳すと「行き交う」という意味です。
野球のキャッチボールと同じように、相手に言葉を投げ、相手もあなたに言葉を繰り返すことを、コミュニケーションと言うのです。
基本は、この短いやりとりを繰り返すことで、相手との心の距離までも縮めていくことです。
単なる会話と違ったコミュニケーションの特徴は、相手のことを考えて話題やネタを考えるところです。
相手と仲良くなるまでの時間が短くなり、仲良くなりやすくなります。
「言葉と一緒に、心も添えた会話」と言えば、わかりやすいのではないでしょうか。
コミュニケーションとは、温かく、相手のことを思い、仲の良さという心の距離を縮める効果があるのです。