先日、職場の人と会ったときに、突然「先日は、どうもありがとう」と言われました。
一瞬、何のことだかわかりませんでしたが、先日一緒に食事をしたときのことだなとすぐ気づきました。
実は、友人が仕事のことで愚痴を言いたいと言うので、私は聞き役になって3時間ほど愚痴を聞いていたのです。
私はただ何も言わず、聞き役に徹していただけで特にアドバイスも何もしていません。
うなずきながら、相手の話を聞いていただけです。
しかし、ただ聞いてくれただけで、相手はだいぶ心が軽くなっているようでした。
それで「先日は、どうもありがとう」と言われたのです。
こうしたお礼を切り口にして話しかけてもらえると、自然に会話を始めることができます。
「あのときのことね」
私も先日の会話を思い出して、話を始めやすくなり、お礼も言われているので悪い気もしません。
前回の話を交えながら、今回も話の続きができるため、入り方としてはとてもスムーズです。
いきなり新たな話をされると気を使いますが、前回からの続きなら思い出すだけでいいので楽なのです。
前回の会話の続きでありながら、お礼も言われていることがポイントです。
こうした入り方は、誰にとっても話をしやすい状態です。
次の言葉を口癖にしておきましょう。
「先日は、どうもありがとう」
話しかけづらいときは、前回の会話を思い出して、それをきっかけに話しかければいいのです。
入り方としてはとても自然でありながら、お礼も一緒に言われているため、お互いに気持ちよく会話が始められます。