趣味人のお金の使い方は、もちろん趣味に偏っています。
稼いだお金の大半を趣味に使います。
半分以上使うのは当たり前です。
7割以上、8割以上使うことも少なくありません。
お金を湯水のようにじゃぶじゃぶ使います。
1カ月の収入すべてを趣味に使うこともあります。
もちろん貯金はできません。
他人から見ると、顔が青ざめるような使い方です。
それでも本人はにこにこしていて満足しています。
そして1ミリも後悔していないのです。
湯水のようにお金を使い、ろくに貯金もできていないと、間違ったお金の使い方と思われそうですが、本当にそうでしょうか。
いいえ、そうとは限りません。
これはこれで正しい使い方なのです。
趣味にお金のほとんどを使うのは良くないと思われがちですが、本来お金をどう使おうと本人の自由です。
他人がとやかく言うことではありません。
本人が稼いだお金は本人のものですから、使い方は自由。
既婚者や子持ちであれば話も変わりますが、単身者であればまったく問題ないのです。
むしろそれだけお金をかけられるほどの対象があるというのは素晴らしいことです。
誰でもできるようで、なかなかできないことです。
これが趣味人のすごいところです。
たくさんお金を使っているのは、趣味に全力投球をしている証拠です。
本気の証拠でもあります。
好きなことにはどんどんお金を使うことが大切です。
お金を湯水のように使っていて無駄にように見えても、それは錯覚です。
浪費をしているように思えても、本人は幸せを買っています。
お金を使うだけで何も残らなかったとしても、楽しい時間や思い出を買ったことになるのです。
人生を捧げられる対象が見つかっているのは素晴らしいことです。
今までは労働の時代でしたが、これからは遊びの時代です。
仕事の大半は人工知能に取って代わり、淘汰されていきます。
どれだけ遊んだかが評価される時代です。
遊んでいる人は元気があるし、話も楽しいし、人生を満喫しています。
知らず知らずのうちにプロ並みの知識や技術も身につけています。
それだけお金をかけられるというのは、ある意味幸せなことです。
無趣味な人は、お金がどんどん貯まります。
貯蓄形成も大切ですが、だからといって将来の使い道がなければ、貯めたところで仕方ありません。
どれだけ稼いだところで、あの世へは1円もお金を持っていけません。
好きなことがあって、そこにお金を使えるというのは幸せなことなのです。