趣味には、お金がかかります。
いくらお金をかけるべきか、それが難しいところです。
大好きな趣味だからといって、好きなだけお金をかければいいわけではありません。
何から何までお金をかけていては、お金が飛んでいくばかりです。
油断すると、すぐ金欠になります。
借金という選択肢もありますが、無計画に借金をするわけにもいきません。
贅沢にお金をかけられるのは、富豪やブルジョアだけ。
たっぷりお金をかけたいのはやまやまでも、なかなか厳しい現実があるものです。
お金は有限です。
また稼げばいいという考えもありますが、大切なリソースであることに変わりはありません。
限りあるリソースは、有効な使い方が求められます。
そこで大切なのは「お金の使い方にメリハリをつけること」です。
どんな趣味にも、重要なところと、そうでないところがあります。
自分の満足に直結するところに応じて、お金の使い方にもメリハリをつけるのです。
たとえば、趣味の重要なところには、お金をかけます。
満足度に直結する部分は、けちけちせず、納得のいくところまでたっぷりお金をかけるのです。
一方、さほど重要でないところは、しっかり節約します。
最低限のものや一番安いもので済ませ、無駄な出費を抑えます。
場合によっては「なし」で済ませるのもありです。
まったく必要ないものなら、持っていたところで仕方ありません。
趣味人は、お金をかけるところ・節約するところのメリハリをつけます。
旅行であれば、観光にお金をかけて、その代わりホテル代は節約します。
登山であれば、安全対策にはお金をかけ、一方で交通費は節約します。
釣りであれば、釣り道具にはお金をかけて、餌代は節約します。
どこが重要で、どこが重要でないのか、自分の価値観と照らし合わせながら判断します。
自分は趣味のどこにお金をかければ、幸せを感じるのか、よくわかっているのです。
時には妥協することもありますが、重要な部分さえきちんと楽しめているなら満足度は上がります。
限りあるお金だからこそ、使い方がより重要です。
お金の使い方にメリハリをつけ、上手に配分して、できるだけ理想的な趣味の形を実現するのです。