執筆者:水口貴博

お金が増える30のお金の使い方

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お金の無駄遣いだけが浪費でない。時間の無駄遣いも浪費になる。

お金の無駄遣いだけが浪費でない。時間の無駄遣いも浪費になる。 | お金が増える30のお金の使い方

世の中には、消費者に少しでもお金を使わせようとするシステムがよくできています。

コンビニには、買いたくなるようなレイアウトで、見やすいように商品が並べられています。

どれも、少しでも多く買ってもらい、少しでも多くのお金を使ってもらうためです。

「衝動買いをしやすいような設計」が上手になされています。

甘いわなと一緒です。

これに引っかかった消費者は「目の前にあるから」という理由だけで手にして、買ってしまいます。

いつの間にか、お金が消えています。

資本家は頭がいいのです。

消費者が、いつの間にか、自然に時間やお金を使ってしまうような仕組みを作っています。

さて、本題はここからです。

お金の使い方が上手な人は「浪費」に対する考え方がシビアです。

「お金」に対してだけではありません。

「時間」に対してもです。

浪費とは「お金」だけのことではありません。

「時間」も、浪費があることに気づくことです。

浪費といえば、お金ばかりを思い浮かべてしまいます。

しかし、実は「お金の浪費」以上に「時間の浪費」のほうが、はるかに深刻です。

失った時間は絶対に取り戻せないからです。

お金はまた稼ぐことができますが、時間は一度失えば、取り返しができません。

今この瞬間が、最初で最後。

資産価値は、お金より、時間のほうが重いのです。

たとえば、テレビをだらだら見ていませんか。

誰もが当たり前にしていることですが、立派な時間の浪費です。

家に帰れば、寂しいからという理由で、ついテレビのスイッチを入れます。

ここから、罠に引っかかっています。

面白そうだなという理由だけで、だらだらテレビを見て、無駄に時間を使います。

テレビは、少しでも長く見てもらうために、面白おかしく興味をそそるために番組が作られています。

そうしなければ、広告料が入らないからです。

たくさんの人を、少しでも長くテレビに釘付けにすることで、視聴率を上げます。

多くの時間を使わせ、広告を見させます。

番組の間に挟まれている宣伝も、気づけばいつの間にか、目にしてしまいます。

私たちは知らずにその暗示にかかり、次なる商品への消費へと連鎖します。

先にお話ししたコンビニで「おや。これ、テレビでみたことがあるな。ちょっと買ってみよう」という衝動へとつながります。

時間とお金の両方を無駄に使ってしまうという、2重の悪循環になるのです。

またこうした使い方は、お金が増えるような使い方ではありません。

使う一方、減る一方です。

いつの間にか時間がなくなり、お金も貯まりません。

さあ、今の話を聞いて「自分のことかも?」と思ったあなた。

まずテレビのコンセントを抜きましょう。

それだけで、生活は必ず変わります。

お金が増えるお金の使い方(8)
  • テレビのコンセントを抜く。
人目を気にする人は、見栄のために、お金がどんどん消えていく。

お金が増える30のお金の使い方

  1. 本当のお金持ちは、見るからに質素である。
    質素だから、お金が貯まる。
  2. お金を稼ぐために、運や偶然は必要ない。
    必要なのは、勉強と行動。
  3. 小金持ちでいいなら、心のきれいさは関係ない。
    大金持ちを目指すなら、心のきれいさも必要になる。
  4. 「豊かさ」という曖昧な表現を使わない。
    「数字」で表現する人がお金持ちになれる。
  5. 何気なくお金を使う人は、お金持ちになれない。
  6. 出ていくお金と入ってくるお金を、細かくチェックするだけでいい。
  7. たいていの場合、お金がなかなか貯まらない原因は、小さな出費だ。
  8. お金の無駄遣いだけが浪費でない。
    時間の無駄遣いも浪費になる。
  9. 人目を気にする人は、見栄のために、お金がどんどん消えていく。
  10. お金は、使えば使うほど、増えていく。
  11. 自分への成長にお金を使う人が、お金持ちになれる。
  12. まず、自分を高めておかないと、価値の高い仕事もできない。
  13. 「自己投資」という名の見栄に、お金を使っていませんか。
  14. 損をしても、得を取ればいい。
  15. 節約話は、どんどんネタにしてしまおう。
  16. 節約をしていると、生活が活性化される。
  17. 物を捨てれば、時間もお金も増えていく。
  18. 仕事は「お金」ではなく「好きな気持ち」で選ぶ。
  19. 時間を売って、お金を得る。
    お金があっても、使う時間がない。
    この矛盾に気づいていますか。
  20. 「安い」と感じるのは、興味がある証拠。
    「高い」と感じるのは、興味がない証拠。
  21. 人間関係のために使うお金は、自分に跳ね返ってくる。
  22. お金持ちは、堂々とお金の話をする。
    貧乏人は、お金の話を避けたがる。
  23. お金持ちは、お金を払って時間を買う。
    貧乏人は、時間を売ってお金を稼ぐ。
  24. 貧乏人は「足し算」でお金を稼ぐ。
    お金持ちは「掛け算」でお金を稼ぐ。
  25. 若いころの、時給のアルバイトには要注意。
  26. 若いときこそ、自分磨きのために、たくさん勉強する。
  27. 節約のために食事を削っても、ストレスが増えて、余計な出費が増える。
  28. 行きたくもない飲み会のために、時間とお金を使うくらいなら、本を1冊買って読む時間に回すほうがいい。
  29. 好きなことだけ深めよう。
  30. 結局最後は「よい影響」しか残せない。

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