趣味人は、自腹で遊びます。
身銭を切る、自分の財布からお金を出す、ということです。
人にお金を出してもらったり、おごってもらったりしません。
人のお金で遊ぶと、趣味にかける思いや熱量が低下します。
「どうせ人のお金なんだから適当でいいよね」と甘えた考えになり、なかなか緊張感が持てません。
その生半可な考えが趣味にも反映され、遊び方にも生半可になります。
手抜きやサボりが増え、愛着も湧きにくくなります。
結果として、趣味の楽しさが激減するのです。
しっかり趣味に打ち込みたいなら、自腹を切るに尽きます。
習い事の月謝も、自腹で払います。
ゴルフもテニスもボーリングも、自腹で遊びます。
スポーツウェアやスポーツ用品も、自腹で買います。
映画や舞台のチケット代も、もちろん自腹で購入です。
欲しいものがあっても、お金が足りないときがあります。
お金が足りないなら、こつこつ貯金を頑張ります。
自腹を切ると、覚悟が生まれます。
「絶対無駄にしないぞ。とことん楽しむぞ!」と思えるのです。
痛いですが、痛いからいい。
お金の痛みは、趣味の楽しさ・面白さに転化されます。
自腹で買ったアイテムも、自腹だからこそ大事に扱うようになります。
自腹で買ったカメラも、パソコンも、スポーツ用品も、自分のお金で買ったものだからこそ大事に扱うようになります。
自腹を切ってこそ、本当に楽しめます。
趣味人はこうしたことを、経験則からよく理解しています。
出費は痛いですが、それが趣味の楽しさに転化されるなら大きな意味があります。
本気で趣味をするときのマナーなのです。