自分だけの力では足りず、人の協力を得たいときがあります。
そんなとき「協力してください」という言い方は、少々ストレートで口にするのがためらわれます。
率直な物言いでわかりやすいのですが、有無を言わさず従わせるような、強制のニュアンスが感じられます。
とりわけ目上の人に対して口にするのは要注意です。
「協力してください」という言い方をすると、失礼な印象となり、むっとされてしまうことがあります。
こういうときは、どう言えばいいのでしょうか。
おすすめは「お力添えをいただけますか」という表現です。
「○○さんのお力添えをいただければ幸いです」
「○○の問題で悩んでおりまして、お力添えをいただけないでしょうか」
こう言えば、より丁寧な印象がアップして、相手は喜んで力を貸してくれるでしょう。
同じ立場の人に対してはもちろん、目の上の人に対しても失礼がないため、安心して使えます。
「ぜひよろしくお願いいたします」という丁寧なニュアンスが込められているので、ビジネスシーンでは何かと便利な表現です。
言わんとする意味は同じでも、表現を変えるだけで、ぐっと印象が良くなります。
相手から「協力してあげたい」と思わせるような言い方をしたほうが、スムーズに力を貸してもらえます。
協力をお願いしたいときの表現として、ぜひ身につけておきましょう。
「大人の言い方」を身につけておけば、人からの協力を得やすくなるのです。