「~してあげる」という表現があります。
親切に聞こえますが、偉そうな印象も受けます。
「仕方ないな。では私がしてあげよう」という、見下したニュアンスが感じられます。
本人はそのつもりがなくても、そう聞こえているかぎり、改善を心がけましょう。
普段から言葉遣いには気をつけます。
ささいなところで、人間関係につまずくことのないようにしましょう。
今後は「~してあげる」の代わりに「~させて」という表現を使うようにしませんか。
「~させて」という表現が、親切な心が一番感じられる表現です。
たとえば「手伝ってあげる」という偉そうな表現をやめます。
代わりに「手伝わせて」と言えば、印象がずいぶんよくなります。
「協力してあげる」は「協力させてください」と言い換えます。
「もってあげる」は「持たせてください」と言い換えます。
「行ってあげる」は「行かせてください」と言い換えます。
柔らかい表現を心がけましょう。
見返りを求めているわけでもなく、偉そうにしているわけでもありません。
「ギブ&ギブ」の精神で、相手に優しく接していることが感じられます。