「自分のため」を意識しても、モチベーションは上がりません。
自分さえ我慢すればいいということになるからです。
トラブルによる被害があっても、自分さえ我慢できればいいことになります。
自分にとって大したことがないトラブルなら「別にこのまま放置でもいいじゃないか」という発想になります。
トラブル解決では「自分のため」より「人のため」を意識することが大事です。
子持ちのお母さんが「自分のため」より「わが子のため」と考えるほうが行動力を発揮しますが、それと同じ話です。
人は「自分のため」より「人のため」のほうが、より高いモチベーションを持ちます。
「放置するわけにはいかない!」「何が何でも解決する!」となり、大きな行動力が発揮されるのです。
トラブルが起こったときは、それに関わっている人を思い浮かべ「人のため」を意識しましょう。
「ユーザーのため」「クライアントのため」「お客さまのため」です。
人は、他者を意識することでモチベーションが上がるような仕組みがあります。
どんなトラブルも、自分だけの話ということはありません。
他者に関係していることがあるはずです。
たとえ小さなトラブルであっても、それは同じです。
トラブルのままでは、不便・制限が残って、迷惑をかけ続けてしまいます。
トラブルを解決することで、便利・快適となり、みんなを笑顔にできます。
「これは自分だけの問題ではない」と思うことが大切です。
「人のために」を意識することが、爆発的なモチベーションを生むのです。