クリエイティブでまず大切なのは、観察力です。
観察力とは「物事の状態や変化を客観的に注意深く見る力」のことをいいます。
対象の様子をじっくり見ることで理解します。
細かく対象を確認して理解するからこそ、クリエイティブな仕事をすることができます。
観察力は、クリエイティブな人に欠かせない能力。
観察力がなければ、クリエイティブな仕事はできないと言っても過言ではありません。
観察力を高めることで、細かなところまで注意が向くようになります。
気づく力・発見する力が強くなり、クリエイティブな仕事に生かせます。
もちろん観察力は欠かせませんが、それで十分というわけではありません。
観察力より、もっと大切なことがあります。
それが洞察力です。
洞察力とは何か。
洞察力とは「物事の真実を見抜く力」です。
見えているところだけでなく、見えていないところまで見抜き、対象の真実を見極めることをいいます。
クリエイティブで大切なのは、観察力より洞察力です。
見えているところで判断するのではなく、見えていないところまで見極めることが必要です。
観察力ばかり意識して、洞察力が抜けていませんか。
観察力を磨くのもいいですが、ぜひ洞察力も磨いてください。
むしろ観察力より洞察力のほうが大事です。
見えていることだけ理解するのではなく、見えていないことまで理解する力が大切です。
「見えないことは確認のしようがない」と思うかもしれませんが、誤解です。
見えなくても、目に見える範囲を手がかりにして推測することができます。
たとえば、いつもいらいらしている人がいるとします。
見た目の様子だけで考えると「怒りっぽい人」「心の狭い人」と思えますが、洞察すると、違った光景が見えてきます。
実は愛情が足りなくて、かまってもらいたいだけかもしれません。
寂しい気持ちの裏返しということもあるでしょう。
洞察力があれば、見えることだけでなく、見えないことまで推し量ることができ、クリエイティブな力が高まります。
明るい服を着ている人がいるとします。
見た目だけで判断するなら「性格の明るい人なのかな」と思いますが、実際はわかりません。
実は性格の暗い人であり「明るい人になりたい」という願望の表現かもしれません。
もしくは「少しでもやる気や元気を出したい」という意味も考えられるでしょう。
往々にして、本質は見えないところに隠れているもの。
外見を手がかりに、物事の本質を見抜くことが大切です。
洞察力を鍛えるにはどうすればいいか。
まず本質に注意を向ける意識を持つことです。
見た目だけで安易に判断するのではなく、見た目を手がかりにして本質や真実を探るようにします。
「これは、どういう意味なのだろう」
「真実が別にあるのではないか」
「表に出ていないことがあるのではないか」
「何か隠れていることがあるのではないか」
普段から、見た目にとらわれない習慣を持っていると、だんだん洞察力が鍛えられていきます。
強い洞察力があれば、本質に近づけるため、クリエイティブな能力を発揮しやすくなります。