問題が無事解決したとき「仕事が終わった」という考える人がいます。
大きな仕事が片付いて、ほっと一息つきたいところですが、実はまだやり残していることがあります。
問題を解決した後にしたいのは「反省」です。
「終わり良ければすべて良し」という考え方もありますが、油断は禁物です。
解決はできても、冷静に振り返ると、問題点が見えてくることがあります。
「あの方法はちょっと良くなかったなあ。このプロセスはかえって遠回りになってしまったね」
最初からスマートにできることはなかなありません。
方法やプロセスに無駄や不手際が見つかることはよくあることです。
問題点が見つかれば、今後の課題として挙げられます。
より良い方法に気づくこともあります。
「今回はこう解決したけど、こんな方法もあったね。こんな工夫もできたね。この進め方のほうがスムーズだったのではないか」
そのときはベストだと思っても、後で冷静に振り返ってみると、気づきや改善点が見えてくることが多い。
「こうしたほうが良かった」と思えることが見つかることがあるものです。
すでに問題は解決されていますが、反省することで、次に生かせるヒントが見つかります。
問題を解決して、すべて終わりとするのではなく、きちんと反省することが大切です。
きちんと再発防止策ができていれば、同じ問題が起こることはないはずですが、類似の問題が起こる可能性はあります。
今後、再び同じような問題が起こったとき、反省点を生かせば、以前よりスマートに解決できます。
ほんの10分でいいので、反省する時間を作ってみてください。
頭だけで考えるより、紙に書きながら整理していくほうが、上手に考えをまとめられます。
反省することで、問題解決力がますます向上していくのです。