私たちはいつの間にか「失敗恐怖症」に陥っています。
幼い頃から親や先生から「失敗してはいけない」と教わってきました。
失敗すると叱られるので、とにかく失敗回避を第一に考える傾向があります。
新しいことにチャレンジするときも、まず失敗しない方法から考える癖がある。
失敗しないことを最重要課題として捉え、それがすべてと言わんばかりに全エネルギーを注ごうとします。
どうすれば間違えないか、どうすれば恥をかかないかと、失敗しない方法を考えることにリソースを費やします。
万一に備えて、失敗したときの言い訳や逃げ道も用意しようとするのです。
私たちには「思考が現実になる」という法則が備わっています。
失敗しない方法ばかり考えていると、失敗を意識することが増え、かえって失敗を引き寄せるという皮肉な結果が生まれます。
失敗すると、ますます失敗恐怖症が進行していき、いつの間にか重度の失敗恐怖症に陥っているのです。
失敗しない方法ばかり考えないことです。
失敗しないことばかり考えるのは、守りの姿勢です。
失敗しない方法ばかり考えていては、何をするにも臆病になってしまい、新しいことにチャレンジできません。
成功とは無縁の人生を送ることになります。
まず成功する方法を考えましょう。
「失敗しない方法」より「成功する方法」に意識を向けてください。
「失敗しない方法」と「成功する方法」は、似て非なるものです。
成功する方法は、考えれば考えるほど、成功に近づけます。
一方、失敗しない方法は、いくら考えたところで、失敗しない結果しか生みません。
成功するためには、成功する方法を考える必要があります。
どうすれば結果が出るのか、スムーズにできるのか、スピードを出せるのか、まず物事の肯定から考えるのです。
もちろん失敗しない方法も大切ですが、それは後の話であり、二の次です。
最初に考えるのは、成功する方法です。
成功する方法から入り、成功する方法を考えることで、失敗恐怖症から脱却できます。
守りの姿勢から、攻めの姿勢に転じましょう。
成功する方法を考えるから、成功に近づけるのです。