元気よく「元気が出ない」と言う人がいます。
弱々しい声ではありません。
しっかりした声です。
元気が出ないと言うわりに、声が大きかったりはきはきしていたり何度も言ったりします。
それはおかしい。
「元気が出ない」は嘘です。
「元気が出ない」と言うだけの元気があります。
本当に元気がないなら「元気がない」と言うことすらできないはずです。
立つことも歩くこともできません。
魂の抜けた屍のようになるはずです。
元気よく「元気が出ない」と言っている時点で、すでに元気です。
それに本人は気づいていないだけです。
知らず知らずのうちにネガティブな思い込みにとらわれています。
少なくとも「元気が出ない」と言うだけの元気はあります。
元気が出ないと感じる原因は「口癖」にあるのかもしれません。
「元気が出ない」と言う人は、普段から「元気が出ない」とぼやいていることが多い。
口癖は無意識に出ます。
口に出して言うだけでなく、心の中でも思ってしまいます。
「元気が出ない」という口癖があると、自然と元気が奪われるうえ、悪い自己暗示もかかります。
元気が出ていても、元気が出ないと錯覚してしまうのです。
元気よく「元気が出ない」と言うことがあれば、早く自分の勘違いに気づきましょう。
「すでに元気が出ている」と思えばいいのです。
自分の勘違いに気づけば、あっさり問題は解決するのです。