歴史を勉強すると、選挙に行きたくなります。
民主主義の実現までに、多くの困難と苦労があったことを思い知るからです。
民主主義も選挙も、最初から当たり前にあったものではありません。
多くの革命があり、多くの戦争がありました。
多くの血が流れ、多くの命が失われ、多くの犠牲を払いました。
民主主義の実現には長い道のりがあり、無数の社会運動を重ねてきました。
そうした壮絶な歴史の末で、ようやく実現したのが、民主主義と選挙です。
自然と得られたものでもなければ、簡単に得られたものでもないのです。
この歴史を知ると、選挙を無視できなくなります。
「これだけの歴史があって、ようやく選挙権を手に入れたんだ」と思うと「選挙に行かなければ!」という気持ちになります。
投票をすっぽかすと、民主化のために命を失った人たちに申し訳がありません。
歴史を学ぶと、選挙権を得るために戦ってきた人たちへのリスペクトが生まれます。
歴史を学べば学ぶほど、選挙に行きたくなるのです。
投票は、あっさり終わります。
投票用紙に名前を書いて、投票箱に入れて終わりです。
一瞬で終わることですが、これができるまでには長い歴史と道のりがありました。
選挙に行くのは少しだけ手間がかかりますが、今まで選挙のために頑張った人の苦労に比べれば大したことありません。
歴史を勉強すると、選挙に行けることがいかにありがたいか思い知ります。
「若い人は投票に行かない、選挙に興味がない」といった声が聞かれます。
若い人でも、歴史を勉強している人は、きちんと投票に足を運んでいます。
大人に比べると少ないだけであり、若い人でも意識の高い人は大勢いるのです。
「私の1票では何も変わらない」と言う人がいます。
変わる・変わらないにかかわらず、選挙には足を運ぶことです。
1票は1票です。
そこには間違いなく社会を変える力があります。
投票日に都合が悪いなら「期日前投票」という手段もあります。
歴史は、知識の詰め込みと思われがちですが、そうではありません。
歴史を勉強すると、ぐっと視野が広がって、意識改革が起こります。
感謝の幅が広がり、平和のありがたさを実感できるようになり、平凡なことでもありがたいと思えるようになります。
過去を知ることは、現在を知ることです。
歴史を勉強すると、おのずと感謝の幅が広がります。
しっかり歴史を勉強して、意識を変えましょう。