常に冷静でいるためには「落ち着いた環境」が欠かせません。
邪魔が入らず、静かに仕事を進められる環境にいれば、常に冷静でいられます。
心がざわつくことがあっても、落ち着いた環境であれば、すぐ落ち着きを取り戻せるでしょう。
冷静であれば、スムーズに物事を対処できます。
もちろん現実社会は単純ではありません。
落ち着いた環境にいたくても、なかなか難しい場面があるでしょう。
しかし、できる範囲でいいので取り組んでみてください。
自由が制限された環境であっても、その限られた中でできることがあるはずですから知恵を絞って工夫をしてみてください。
落ち着いた環境を実現するためには、次のような方法が有効です。
まずデスク周りを少しでも落ち着いた環境に整えておきましょう。
定期的にデスク周りを掃除して、いつもきれいですっきりした状態を保っておきます。
きれいですっきりした状態であれば、それだけ仕事に集中しやすくなります。
余計な小物は置かず、シンプルにしておくことも大切です。
自分のデスクには好きなものをたくさん置きたくなりますが、置けば置くほどごちゃごちゃして集中の妨げになります。
デスクに置くのは、こだわりのものだけにしておくのがいいでしょう。
いったん業務が中断すると、元の状態を回復するまでに平均23分かかるといわれています。
これは大きな損失です。
そこで役立つのが「集中タイムの宣言」です。
たとえば、13時から14時まで集中タイムに設定して、そのことを周囲に宣言しておきます。
緊急の場合を除き、できるだけ話しかけないようにお願いしておきます。
携帯電話が鳴っても、13時から14時は電話に出ないで、あとから折り返すようにします。
あらかじめ宣言しておけば、周りの人は気遣ってくれるでしょう。
邪魔が入らない分だけ仕事に集中しやすくなります。
もちろん周りに迷惑をかけない程度が条件です。
どの職場でもできるわけではありませんが、許される雰囲気があれば、1つの方法として検討できるでしょう。
「自分のデスクでは、なかなか集中できない」
そんなときは仕事の場所を変えてみることも大切です。
たとえば、共有スペース・休憩室・会議室です。
職場に利用可能な共有スペースや休憩室があるなら、仕事のセカンドプレイスとして利用してみるといいでしょう。
会議室も1つの選択肢です。
会議室は外部と隔絶されていて落ち着いた雰囲気があります。
利用許可が得られるなら、検討の価値があるでしょう。
休憩タイムを利用して、落ち着いたカフェやレストランに行くのもおすすめです。
30分や1時間でもかまいません。
仕事の合間にほっと一息つける場所に行けば、心に余裕が生まれ、冷静でいることができます。
忙しいときなら、10分や15分でもOKです。
ほんのひとときでも心が安らぐ時間があれば、心に余裕が生まれ、冷静を取り戻していけます。
落ち着いた環境の中にいれば、冷静な判断ができるようになります。
心に余裕が生まれ、今まで思い浮かばなかったアイデアが浮かぶこともあるでしょう。
落ち着いた環境の実現に手間暇がかかったとしても、それだけの価値があります。