たまには個展を見に行ってみましょう。
美術鑑賞といえば、大きな美術館や大々的な企画展に行くことをイメージしますが、その限りではありません。
小さな個展も、れっきとした美術鑑賞です。
知らない人かもしれませんが、それでもいいのです。
芸術に従事している人であるのは間違いありません。
無名の人であっても、自分が知らないだけで、一部の人には知られている有名人かもしれません。
たいていの個展はこぢんまりとしていますが、小さな規模ならではの味わいがあります。
入りにくい雰囲気もあるかもしれませんが、ぐっと勇気を出して、一歩踏み出してください。
室内は静寂な空気が広がっていて雰囲気があります。
人けは少ないかもしれませんが、そのぶん一つ一つの作品をじっくり鑑賞できるでしょう。
たいていの個展はこぢんまりとしていますが、だからといって絵に価値がないわけではありません。
無名の人であっても、画力が高くて力作であるのは少なくありません。
理解できない作品は、価値がないのではなく、まだ理解するだけの力が自分にないと考えましょう。
個性的な作品があって十分楽しめるでしょう。
画家の卵かもしれませんがそれでもいいのです。
まだ無名というだけであって、将来の有名画家になる可能性もあります。
店内に画家本人がいて、ばったり会うこともあります。
機会があれば、ちょっと話をしてみるのもいいでしょう。
画家と仲良く話すコツは「絵の感想を述べること」です。
画家が個展を開くのは「顧客の反応を直接知りたい」という理由があるため、あなたの意見は必ず喜ばれます。
じっくり耳を傾けてもらえ、一気に距離が縮まるはずです。
あなたの意見は重要なフィードバックとなり、今後の創作活動に生かされるでしょう。
個展鑑賞も素晴らしい美術鑑賞です。
突然思い立ったように、個展に出かけていいのです。
合言葉は「よし、個展を見に行こう!」です。
インターネットで検索すると、意外とたくさん見つかって驚くでしょう。
個展は、広告宣伝がされていないだけであり、常時行われています。
大きな美術館とは限りません。
こぢんまりとした私設美術館や、デパートの一角で催されていることが多い。
時には民家で行われていることも少なくありません。
もちろん今日もどこかで誰かの個展が行われているはずです。
画家の卵からブレイク寸前の画家まで、画家のプロフィールはさまざま。
買い物で行ったデパートで、たまたま個展が開かれていればラッキーです。
知らない人かもしれませんが、ぜひ気軽に訪問してみましょう。
いつもと違った美術鑑賞の時間となるでしょう。