自分が好きと感じていても、どのくらいまで本当に好きなのかはなかなかわかりにくいものです。
好きは好きでも度合いがあり、強烈に楽しいと感じられる好きが、才能の正体だからです。
本当に好きなことかどうかを見分けるポイントは、どこにあるのでしょうか。
それはあなたが「間違えても喜べるかどうか」にあります。
間違えていらいらしたり、怒りがこみ上げたりしてくるなら、本当に好きなことだとは言えません。
自分が好きだと感じていることは、他人の言葉は関係なく、助言や役立ったりするため、怒りがこみ上げるわけがないのです。
間違ってしまえばなおさらです。
好きなことなら、間違えても自分の向上につながることだとわかっていますから、いらいらするどころか楽しみになります。
「ここを直せばもっとうまくなれる。やった!」
このように、つまずきや失敗を喜べるはずなのです。
間違えても喜んでしまうことが、あなたの本当に好きなことです。
うまくできても楽しいし、間違っていても楽しい。
こんな楽しいことだらけが、本当に長続きをするというものなのです。
私はときどきお客さまから誤字脱字の報告を受けることがあります。
しかし、いらいらするということはなく、それをとても嬉しいことだと感じます。
間違っていることを指摘されるということは、そこを直せばもっとよくなるということですから、喜んでしまうくらいなのです。