生まれつき得意なことというのは、実際に存在します。
運動神経がよかったり、作るのが得意であったりと、その人が生まれつきすでに持っている特性というのは存在します。
私だって同じです。
私の場合、文章を書くのはどちらかと言えば最初から得意でした。
練習をしたわけでもないのですが、比較的文章を組み立てるのは得意で、なぜうまくいくのかは自分でもよくわかりません。
ちょっと乱暴な言い方をしてしまえば「なんとなくこんな感じかな」という「直感」に任せて文章を流しているような感じです。
小学生のころは、みんなが作文を嫌がっている中、私だけは大喜びしていたものです。
もともと得意だった作文が好きになったのは後からでした。
自分に向いていることだったので簡単にできるし、上達も早く、先生に褒められるとさらに書くようになりました。
その繰り返しで書くことが「好き」へと変わっていったのです。
自分の能力を最大限に大きくする一番のパターンは、まず自分には何が向いているかということです。
自分の特質や特性、性格や得手不得手を早い時期に見つけておくことが重要です。
後からそれが好きになるように「仕向けていく」ことも大切です。
得意なことを一生懸命「遊び心」で打ち込んでいれば、たいてい大きく伸びていきます。
「得意なこと」が「好きなこと」になったとき、大きな武器になります。