ため息と聞いて、あなたはどんな様子を浮かべるでしょうか。
やはり最初に浮かべるのは、口から吐く長い息でしょう。
疲れたとき、悩んでいるとき、失望したときなどは、自然とため息をついてしまいます。
しかし、ため息とはいえ、実はほかにもあります。
ため息には2種類あります。
「体のため息」と「心のため息」です。
まず私たちが思い浮かべるため息とは「体のため息」です。
体のため息にはすぐ気づけます。
声や動作があるので、自分からも他人からもわかります。
ため息をついている人がいれば「疲れているのかな」「悩み事でもあるのかな」と心配に思うでしょう。
一方で、心のため息にはなかなか気づけません。
心のため息は目に見えません。
音も動作もないため、自覚しにくいのが特徴です。
心のため息があることを知ってください。
体のため息だけでなく、心のため息にも気づいていきましょう。
心のため息を見逃さないでください。
はっきり目に見えるわけではないため、油断しているとなかなか気づけません。
心のため息に気づくためには、主に「感覚」が頼りです。
心のため息には、次のような特徴があります。
こうした状況があれば、イエローカードです。
心がため息をついた瞬間です。
心が疲れ切っていて、ため息をついています。
「疲れたよ」「限界だよ」「そろそろ休憩しようよ」といった警告のメッセージを発しています。
ストレスがたまっていて、いっぱいいっぱいになっています。
心が危険域に達している状態です。
心のため息を無視すると、積み重なったストレスに耐えきれず、あるとき心が病んでしまいます。
心のため息を見逃さないことです。
心のため息に気づいたら、やるべきことは単純です。
今すぐ休憩を入れましょう。
のんびり散歩をして気分転換をするのもよし。
マッサージやストレッチをしてリラックスするのもよし。
いつもより睡眠時間を長く取ったほうがいいでしょう。
心が癒されるようなことであれば何でもOKです。
心のため息は、心の警告です。
無視をするのではなく、すぐ対処するのがベストです。
心が元気になれば、心のため息もなくなります。
自然と元気ややる気が湧いてきます。