40代になると、周りに年下が目立ち始めます。
自分の年齢が高くなるということは、相対的に、周りの年齢が低くなるということです。
40代になると、ある程度の地位や知識も出来上がります。
すると一転して、地位や知識のない年下に対して、偉そうな態度を取りやすくなります。
これは、無意識に起こります。
心の奥底で考えていることは、自然と発言や態度に出てしまいます。
いま一度、自分は年下に偉そうな態度を取っていないか、振り返ることが大切です。
たとえば、次のような言葉に心当たりはありませんか。
「年下のくせに、生意気だ」
「そんなことも知らないのか」
「まだまだ勉強不足だね」
「子どもだね」
もし、こうした発言や考えに心当たりがあるなら、要注意です。
年下に対して、すでに偉そうな態度を取りつつある状態です。
年下だから学ぶことはないとは限りません。
年下でも、自分より詳しい分野を、1つや2つ持ち合わせているものです。
地位や知識の話は抜きに考えたとしても、若い人と接する意味はあります。
若々しい刺激を受けることで、発想や考え方が一新されます。
気持ちも明るくなり、心から若返るのです。
偉そうな態度を取るのは、自分のためになりません。
これからは、老化の差が現れやすい年齢です。
だからこそ、すべての年齢層から学ぶ姿勢が大切です。
年上だけでなく、年下からも学びましょう。
偉そうな態度を控えることで、心をオープンにした状態を保つことができるのです。