ときどき顔や視線をそらしたまま挨拶をする人がいます。
「おはようございます」
「お疲れさまです」
「お世話になっております」
言葉では挨拶をしていますが、顔や視線は別の方向を向いています。
こういう挨拶をされて、もやもやした気持ちになった経験はないでしょうか。
これは、きちんと挨拶したことになっていません。
言葉では挨拶になっていても、態度が挨拶になっていません。
顔をそらしたままの挨拶をすると、すっきりしない気持ちになるでしょう。
「避けているのかな」
「嫌々挨拶をしているね」
「どうしたのだろう」
相手に余計な誤解を与えることも少なくありません。
顔や視線をそらしながら挨拶をすると、不都合があって逃げるような様子にも見えます。
相手は「何かやましいことでもあるのかな」と不安を感じるでしょう。
挨拶をした後、もやもやした雰囲気が漂うのです。
いま一度、自分もそうなっていないか振り返ってみてください。
基本的なことですが、きちんとできていない人が少なくありません。
挨拶をするときは、きちんと相手のほうに顔を向け、視線を合わせましょう。
自信がなかったり恥ずかしい気持ちがあったりするときも心がけは同じです。
顔を向け視線を合わせることで、きちんと挨拶をしたことになります。
にらむような目つきにならないよう、口角を少し上げて、ほほ笑んだ表情をしましょう。
たとえ相手が嫌いな人であっても、顔を向けて目を合わせることが大切です。
嫌いだからといって挨拶を避けると、ますます関係が悪くなります。
挨拶は、好き嫌いに関係なく行うものです。
心理的な抵抗を感じるでしょうが、こういうときこそ、むしろ積極的な挨拶を心がけてください。
ポジティブな印象を与えるからこそ、挨拶の意味があります。
挨拶は、きちんと相手のほうに顔を向けて、視線を合わせた状態でするものです。
顔を向けて視線を合わせることで、相手にポジティブな印象を与えます。
当たり前で基本的なことですが、だからこそ大切なことです。
挨拶のしぐさとして、体に染み込ませておきましょう。
飲食店で挨拶が上手なスタッフがいれば、お手本として参考にさせていただきましょう。
きちんと顔と視線を相手に向けると、気持ちのいい挨拶ができます。