後悔を減らすにはどうすればいいのでしょうか。
後悔にもさまざまな出来事がありますが「これをやったら確実に後悔する」という行いがあります。
それは「キレること」です。
「キレる」とは、我慢が限界に達し、理性的な対応ができなくなることをいいます。
理性と自制心を失って、感情的に行動すると、その先には必ず後悔が待ち受けています。
理性と自制心を失った様子ほど、恥ずかしい姿はありません。
大声を荒らげ、鬼のような形相になります。
感情のコントロールができなかったことにより、醜態をさらすことになります。
そのときは仕方なくキレたつもりでも、しばらく時間が経つと「キレるべきではなかった」と必ず後悔するのです。
人間は、感情の生き物です。
誰にでも感情があり、怒りもあって当然ですが、それをコントロールする理性と自制心があります。
現代社会はストレス社会でもあります。
ストレスにもまれながら生きていると感情的になることもありますが、それでもキレることだけは避けたい。
キレない方法を考えましょう。
「キレない方法はあるのか」と思いますが、もちろんあります。
キレそうになれば、その場から離れて、時間を置くといいでしょう。
どんな興奮も、時間が経てばば、静まります。
しばらく時間を置けば、興奮が収まり、冷静になれます。
どうしても言いたい不満があるなら「クレーム」として伝えるようにしましょう。
大声で怒鳴り散らしながら話すのではありません。
丁寧な言葉遣いで落ち着いて話します。
たとえクレームであっても、礼儀正しく話せば、相手も好意的に受け入れてくれるでしょう。
子育てで、わが子にいらいらしたときも大切な場面です。
子どもが言うことをきかないと、親としてはだんだんいらいらしてきますが、ここが正念場です。
怒るのではよくありません。
怒るのは、キレるのと同じ状態です。
理性的な対応ができず、感情をぶつけるだけになります。
親がキレると、その様子を真似して、子どももキレやすくなります。
ではどうするのかというと、怒るのではなく、叱るのです。
叱るのは「理性的に諭す」ということです。
「何が悪いのか。どうすればよかったのか」について、淡々と話します。
感情に流されず、丁寧に落ち着いて諭せば、言葉に愛情を込めることができます。
子どもは素直な気持ちになり、親の言うことを受け入れやすくなります。
キレたところを見せて、相手に脅してやろうなんて考えないでください。
キレると、恐怖に注意が向いて、肝心の話の内容が伝わりにくくなります。
醜態をさらすことにもなり、恥ずかしい思いをすることになるでしょう。
キレると、後で必ず悔やむことになります。
「キレなくてよかった」はありますが「キレてよかった」はありません。
常に理性と自制心を保つように心がけてください。
常に冷静な対応ができてこそ、大人です。
ビジネスだけでなく、プライベートでも、心がけは同じです。
後悔を減らしたいなら、まずキレないことから始めましょう。
もしキレることがなくなれば、人生の後悔を激減できます。