あなたが最後に人を憎んだりねたんだりしたのはいつですか。
自分をより幸せな人がいると、ねたんでしまうかもしれません。
「幸せそうで悔しい。それに比べて、自分はなんて情けないのだろう」
時には相手の幸せを邪魔したくなる衝動に駆られることもあるでしょう。
嫌いな人がいると、視界に入るだけでいらいらしてしまうかもしれません。
「むかつくな。何とかひどい目に遭わせてやりたい」
嫌いな人がいると、不幸にさせてやりたい気持ちが湧いてくるかもしれません。
しかし、この状況を客観的に見ると、実に滑稽です。
わざわざ自分で「敵」を増やして、余計なストレスを作り出しているのです。
何も生むわけでもなければ、何かを高めるわけでもありません。
ただただ貴重なパワーが失われる一方。
人をねたんだり憎んだりするだけであっても、軽視できません。
ねたみも憎しみも、ネガティブなパワーが強烈なので、ひどく精神を消耗します。
人をねたんだり憎んだりしていると、自分の人生がうまくいかなくなり、かえって自分が不幸になってしまう。
表情も悪くなるので、人から避けられるようにもなります。
結局のところ、人をねたんだり憎んだりして一番苦しいのは、自分です。
人を憎んだりねたんだりすることほど、人生で無駄なことはないのです。
人をねたんだり憎んだりするパワーがあるなら、自分の成長や向上に使うことです。
大事な練習に打ち込む。
自分の仕事に集中する。
大切な人との時間に使う。
ねたみや憎しみの気持ちが収まらないなら「負けてたまるか」という反骨精神に転換すればいいのです。
マイナスのパワーも、ひっくり返せば、プラスのパワーになります。
人をねたんだり憎んだりするパワーは、より生産的・建設的なことに使ったほうが、はるかに有意義です。
限りある時間や体力を、正しい方向に向けて使いましょう。
パワーの使い方さえ間違えなければ、余計なストレスに振り回されなくなり、楽に生きられます。
あなたはもっと幸せになれます。
憎んだりねたんだりすることがなくなれば、あなたの表情も柔和になります。