怒りが生じたとき、安易に爆発させるのは要注意です。
怒りを暴力的・破壊的な方法で発散させると、後悔が待っています。
後から「どうしてあんなことをしてしまったのだろう」と愚かな自分を悔やみ、人生の後悔を増やすことになります。
たとえ激しい怒りが生じても、ストレートに発散させるのはよくありません。
怒り方が悪ければ、一生消えない後悔を生む可能性もあります。
では、どうするか。
怒りが生じたら、とにかく運動です。
とりあえず歩きましょう。
自宅の一駅前で降りて歩いて帰れば、体を動かす機会になるでしょう。
歩くだけでは気持ちが収まらないなら、走りましょう。
「地球を蹴っている」というイメージで体を動かすと、面白く感じて、有酸素運動もはかどるでしょう。
大した運動ではないと思うかもしれませんが、誤解です。
体の筋肉の7割は下半身に集中しているので、歩いたり走ったりするだけでも効率よく全身の筋肉を動かせます。
しっかり体を動かして、額に汗がにじみ出るころには、怒りも収まっているでしょう。
ベストは有酸素運動ですが、もちろん無酸素運動も効果的です。
いらいらした気持ちを、筋トレで爆発させればいい。
腹筋運動、腕立て伏せ、スクワット。
ダンベルやペンチプレスなど、器具を使ったトレーニングもOKです。
筋肉が悲鳴を上げるくらいまで頑張ってみる。
体が疲れ果てるまで筋トレを頑張れば、どんな怒りも消えています。
人や物に怒りをぶつけるのはよくありませんが、運動にぶつけるなら、いくらでもOKです。
どんなにぶつけようと、誰の迷惑にもなりません。
むしろ健康につながります。
肉体と精神はつながっています。
体が鍛えられることで、以前より精神面が鍛えられ、ストレス耐性も向上します。
体力や筋力に自信がつくことで、耐えられる怒りの幅も大きくなります。
怒りが湧いたら、とにかく体を動かしましょう。
運動、運動、また運動。
怒りが大きくなるにつれて、パワーも出やすくなるので、運動もはかどります。
これは健全なストレス解消法です。
「怒りをバネにして体を鍛える」ということです。
怒りが生じたときは、運動がはかどるチャンスです。
怒りの発散は、運動が一番なのです。