日常では「無駄」と思う瞬間があります。
自分のミスで無駄になることもあれば、仕方ない事情で無駄になることもあります。
たとえば、衝動買いをしたときです。
買うときは魅力的に感じても、買って冷静になると「無駄なものだった」と悔やむことがあります。
返品できないものなら、お金が無駄になります。
自分のせいなので、自分の未熟な行動が情けなくなります。
また、取り組んでいた仕事が、先方の都合で突然キャンセルになることもあります。
ある程度まで進めていた仕事がキャンセルになれば、費やした時間や労力が無駄になります。
仕方ないとはいえ「努力が無駄になった」と思い、もやもやした気持ちが残るはずです。
しかし「無駄」という考え方はよくありません。
無駄という考え方には、未来がありません。
「無駄」と思うと、テンションが下がります。
悔しい気持ちになって、くよくよしてしまいます。
テンションを上げるなら、もっと建設的な考え方が大切です。
「無駄」と思うのではありません。
「いつか役立つ」と考えましょう。
自分の過ちで無駄になったなら、その悔しい経験は「教訓」として残ります。
途中まで頑張っていたことがキャンセルになったなら、少なくとも「経験」として残ります。
教訓や経験は、きちんと頭の中に蓄積されています。
教訓や経験として残るなら、無駄ではありません。
必ずいつか役立ちます。
今すぐ教訓や経験が役立つことはなくても、いずれ別の機会で生かされるでしょう。
したがって「無駄」ではなく「きっといつか役立つ」と思うほうが健全です。
惜しい出来事があっても「いつか役立つ」と考えましょう。
人生に無駄は1つもありません。
表向きは無駄に見えても、すべて自分の糧になります。
失われたお金があるなら「授業料」と思えばいい。
少し高い授業料なら、しっかり学んで、生かすことです。
「きっといつか役立つ」と思うと、テンションが上がります。
失敗に意味を見いだすことで、未来につながる道が見えるのです。