幸せを祈るとき、誰の幸せを祈りますか。
おそらく多くの場合、まず自分の幸せを祈ることでしょう。
誰でも、自分が一番かわいいからです。
たしかに人生の主役は、自分です。
まず自分のことを考えるのは、基本でしょう。
しかし、いくら人生の主役が自分とはいえ、自分のことばかり考えるのはよくありません。
人生の主役は自分でも、自分だけの力で生きているわけではありません。
自分のことばかり考えていると、視野や考え方が狭くなります。
自分のことしか考えていないからこそ、他人からの協力もスムーズに得られにくくなります。
悪循環になるのです。
ときどきは、自分ではなく他人の幸せを、祈りませんか。
自分の幸せを祈る時間を少し削り、他人の幸せを祈る時間を作りましょう。
「私の願いが叶いますように」ではなく「家族や友人の願いが叶いますように」です。
身近にいる人たちの幸せを、真剣に、祈りましょう。
「そんな余裕はない」と思うかもしれませんが、余裕がないときこそ、考えてみるのです。
余裕のある習慣を作るから、生き方に余裕が出てきます。
他人のことを考えると、自然と自分の視野や考え方が広がります。
思いもしない解決策や考え方が、ふっと浮かびます。
問題の突破口を見いだすきっかけが、生まれるのです。