仮説を立てたら、検証を行いましょう。
正解を導き出すには、必要な情報を集めた後、仮説を立てます。
想像力を働かせて仮説を立てたとしても、本当に正しいかどうか、まだ確定ではありません。
仮説の内容によっては「間違いない」「実験するまでもない」「確実だろう」と思うこともあるかもしれません。
頭の中で結果や成り行きを想像すると、100パーセントうまくいくと思うこともあるでしょう。
仮説があまりに優れていると、すでに検証をした気分になることもあるはずです。
しかし、仮説はあくまで仮説です。
99パーセント間違いないと思うことでも、1パーセントでも不安要素があれば、やはり検証が必要です。
正しいと思っていても、実際に検証してみると、予想とは違った結果が得られることがあります。
これは、誤解や思い込みが発生しているときによくあるパターンです。
検証によって、想定外の結果が得られたとき、自分が誤解や思い込みをしていたことに気づくことがあります。
どれだけ仮説を立てたところで、実際の検証をしてみないと、実際のところはわかりません。
100の仮説より1つの検証です。
自分が誤解や思い込みをしているケースも含めて、検証は欠かせません。
論理的思考から正解を導くには、仮説と検証の繰り返しです。
特に注意したいのは、仮説と検証を何度か繰り返したときです。
仮説と検証を繰り返していると、だんだん検証が面倒になって、省略や手抜きをするケースがあります。
せっかく優れた仮説を立てたとしても、検証に手抜きがあれば、正しいデータを取得できません。
間違ったデータを取得すれば、仕事が二度手間になって、無駄が発生します。
きちんと検証をすること。
検証回数が増えても、省略や手抜きをしないことが大切です。
時間や予算の都合もあるでしょうが、できるだけ検証を省かないのが得策です。
検証に対する真面目な姿勢こそ、論理的思考を深めるポイントです。