執筆者:水口貴博

仕事の神様に愛される30の方法

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手抜きには2種類ある。「普通の手抜き」と「上手な手抜き」。

手抜きには2種類ある。「普通の手抜き」と「上手な手抜き」。 | 仕事の神様に愛される30の方法

「手抜き」という言葉には悪いイメージがあります。

「手抜きをした」と言って褒められることはありません。

「ダメだよ」と叱られたり「真面目にしなさい」と注意されたりすることがほとんどでしょう。

サボったり逃げたりごまかしたりなど、「手抜き」という言葉によくないイメージを持つ人が多いはずです。

しかし、すべての手抜きが悪いかというと、そうではありません。

「手抜きがすべて悪い」とひとくくりに考えるのはよくありません。

むしろ手抜きは、仕事できる人になるために欠かせないテクニックです。

時と場合によって、手抜きは重要な効果をもたらします。

ここで大切なのは、手抜きの種類です。

手抜きには、2種類あります。

「普通の手抜き」と「上手な手抜き」です。

どちらも手抜きであることに変わりありませんが、それぞれ意味も効果も違います。

それぞれ区別して考えることが大切です。

普通の手抜き

惰性で仕事をサボったり、必要な仕事を省いたりするのはよくありません。

それは、普通の手抜きです。

普通の手抜きは、悪影響がはっきり出て、仕事の質を下げてしまいます。

手抜きを繰り返していると、サボり癖に発展します。

普通の手抜きは、使命感の欠如であり、いい仕事ができません。

あまりに手抜きがひどいと、周りに迷惑をかけたり上司に叱られたりするでしょう。

普通の手抜きは避けるべきことであり、いいことは1つもありません。

上手な手抜き

上手な手抜きとは、仕事の質に関係しない部分をうまく省略することです。

すべての仕事が重要というわけではないでしょう。

仕事の中で、質や結果に影響しない部分を見つけ、上手に手抜きをします。

無駄な部分を見つけ、上手に仕事を省いていきます。

それは仕事の効率やスピードを上げることにもつながります。

大切なところでは緊張感を持って取り組みますが、そうでないところはリラックスしながら取り組みます。

そうすれば、一定の質を保ったまま、仕事の工数を減らせます。

ストレスが半減して、疲れにくくもなります。

上手な手抜きによって無駄が省かれれば、かえって結果が良くなることも珍しくありません。

普通の手抜きはNG、上手な手抜きはOK

手抜きの種類を見極めてください。

大切なのは「何に手を抜くか」です。

あくまでいけないのは、普通の手抜きです。

普通の手抜きはNGですが、上手な手抜きはOKです。

上手に手抜きをすることは、ストレスを減らし、時間を増やすことにもつながります。

手抜きをした分だけ、時間が空けば、余裕が生まれます。

生まれた余裕を使って、さらに別の仕事に打ち込めるようになります。

上手な手抜きを覚えることは、仕事で差をつけるポイントの1つ。

仕事ができる人になる近道なのです。

仕事の神様に愛される方法(11)
  • すべての手抜きが悪いと考えない。
  • 「普通の手抜き」は避け「上手な手抜き」をする。
仕事の順番は大切。
ただし、こだわりすぎないこと。

仕事の神様に愛される30の方法

  1. 誰よりも早く出社すると、仕事の神様と仲良くなれる。
  2. いい仕事は、寝ることから始めよう。
  3. 仕事のスピードを上げるのは大切。
    仕事に取りかかるスピードを上げるのはもっと大切。
  4. 嫌いな人でも、きちんと挨拶をしよう。
    生理的に受け付けない人でも、挨拶だけはしておく。
  5. 「つまらない仕事」と思うのではない。
    「実は楽しい仕事」と思ってみよう。
  6. 生半可な取り組み方は、誤解や勘違いを生む原因になる。
    きちんと取り組んでこそ「本当の相性」がわかる。
  7. 神様のお願いを叶える人が、神様から愛される。
  8. 紙にメリットを7つ書き出せば、嫌でもモチベーションが上がる。
  9. 価値のない雑用は1つもない。
  10. 本当に苦手なのか。
    苦手と思い込んでいるだけではないのか。
  11. 手抜きには2種類ある。
    「普通の手抜き」と「上手な手抜き」。
  12. 仕事の順番は大切。
    ただし、こだわりすぎないこと。
  13. 上司から与えられた仕事だと思うから、やる気が出ない。
    神様から任された仕事だと思えば、やる気が出る。
  14. 長文メールは、嫌われる。
    喜ばれるのは、3行メール。
  15. ぎちぎちのスケジュールに快感を覚えるのではない。
    余裕のあるスケジュールに快感を覚えるのだ。
  16. 言葉や数字で説明できなければ、マイペースを把握しているとは言えない。
  17. 好きなことでも、たまには休憩が必要。
    いくら好きなことでも、毎日は飽きる。
  18. プロや一流を押し付けがましく語っていませんか。
  19. 偉大な仕事を成し遂げるプロセス。
  20. 「どこまで仕事は進んでますか?」と聞かれたら、イエローカード。
  21. 掃除をすると、仕事運が上がる。
    トイレ掃除をすると、もっと仕事運が上がる。
  22. 教えたがり屋に、一流はいない。
  23. 便利な通信手段に頼りすぎて「対面の重要性」を忘れていないか。
  24. 仕事をするときは、しっかり仕事をしよう。
    遊ぶときは、しっかり遊ぼう。
    休むときには、しっかり休もう。
  25. 「もっと頑張っている人がいる」というフレーズに潜むリスクとは。
  26. あなたに足りないのは「使命感」。
  27. 二流の人は、年上からしか学べない。
    一流の人は、年下からも学べる。
  28. スランプから抜け出すには、とにかく諦めないこと。
  29. 仕事がダメになるのが悪いのではない。
    ふてくされて無気力になるのが悪いのだ。
  30. 「生涯現役」を目指している人に、弱々しい人はいない。

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