執筆者:水口貴博

人間関係で注意したい30の余計な一言

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「言っている意味、わかりますか」という言い方はしない。

「言っている意味、わかりますか」という言い方はしない。 | 人間関係で注意したい30の余計な一言

「言っている意味、わかりますか」という口癖は、ありませんか。

相手がきちんと理解しているのかが不安になったとき、自然と口にする言葉です。

しかし、心配になっても「言っている意味、わかりますか」というフレーズは、あまりいい印象を受けません。

人を見下すような、偉そうな言い方に聞こえやすいからです。

言われた人は、むっとして、不愉快になります。

偉そうにされると、いい話でも、それ以上聞きたくなくなります。

実際に意味がわからなくても、威圧的な態度のせいで「わかりません」と素直に言いにくいです。

意見や要求を、無理やり押し通す様子と感じやすいのです。

しかし、です。

相手がうなずきもせず、ぼうっと聞いていると、相手の理解を確かめたくなるときがあるのもたしかです。

「言っている意味、わかりますか」と言いたくなれば、別の表現に言い換えましょう。

「わからないことがあったら言ってね」です。

横柄になるのではなく、謙虚になります。

ほんの少しだけ表現を変えるだけで、ずいぶん印象が変わりますね。

「自分の話し方が悪いかもしれないね。わからないことがあったら言ってね」という言い方をすれば、悪い気はしません。

相手も気兼ねなく、質問しやすくなるのです。

人間関係で注意したい余計な一言(24)
  • 「言っている意味、わかりますか」ではなく「わからないことがあったら言ってね」と言い換える。
「するべき」より「したほうがいい」。

人間関係で注意したい30の余計な一言

  1. 振り返る習慣があれば、言葉遣いの改善はどんどん早くなる。
  2. 「よく言われます」の一言が、相手をがっかりさせる。
  3. 「そうだよ」という一言が、相手を不快にさせることもある。
  4. 癖を直さない人にありがちな言い訳。
    「誰にも迷惑をかけていない」。
  5. 聞かれていないことまで答えるのは、余計な一言。
  6. コンプレックスや弱点を刺激する呼び方は、控えたほうが賢明。
  7. 「そんなふうに見えない」という一言が、相手を傷つけることもある。
  8. 頑張っている人には「頑張ってね」より「無理しないでね」。
  9. 「面倒くさい」という一言は、思考を停止させる言葉。
  10. 「どうでもいい」という一言は、会話を途切れさせる言葉。
  11. 「いろいろあったんです」という一言は、会話が途切れる言葉。
  12. 独り言を言いながら仕事をする人に、どう指摘するか。
  13. 太っている人に「痩せなさい」という助言は、むしろ逆効果。
  14. 「こうなると思っていた」は、後出しのじゃんけんと同じ。
    周りをあきれさせる言葉。
  15. 「ありがとうございました」と言われたとき、どんな返事をしていますか。
  16. 「わかっている」と言いそうになったときの考え方。
  17. 自分のことを「ばばあ」と呼ぶのは、謙遜ではなく、傲慢。
  18. 決め付ける言い方は、相手を不快にさせやすい。
  19. 否定の言葉を2回繰り返すと、さらに印象が悪くなる。
  20. 返事の一言目で「ですから」を使うと、感じが悪くなる。
  21. 会話が続かないのは、会話が続かない返事になっている。
  22. 楽しい話は、楽しそうに話そう。
    悲しい話は、悲しそうに話そう。
  23. 同じ人に、同じ話を何度もしない。
  24. 「言っている意味、わかりますか」という言い方はしない。
  25. 「するべき」より「したほうがいい」。
  26. 相手が気持ちよくうんちくを話しているなら、間違いに気づいても指摘しないほうがいい。
  27. 相手の話がわかりやすいと思ったら「わかりやすい」と言ったほうが喜ばれる。
  28. 「すみません。
    ありがとうございます」より「ありがとうございます。
    助かります」。
  29. 「これくらいできるよね」という口癖は、避けたほうがいい。
  30. 「今からですか」の一言は要注意。
    拒否サインとして誤解されやすい。

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