執筆者:水口貴博

人間関係で注意したい30の余計な一言

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「するべき」より「したほうがいい」。

「するべき」より「したほうがいい」。 | 人間関係で注意したい30の余計な一言

「するべき」と言われて嬉しい人はいないでしょう。

「するべき」と言われると、緊張感が走り、嫌な感じがあります。

「学生なら勉強すべき」と言われると、逆に勉強のやる気がなくなります。

「最後まで責任を持つべき」と言われると、責任が実際より重く感じます。

勉強をしようと思ったとき、親から「勉強しなさい」と言われて、やる気をなくすのと同じです。

行動しなければ非難され、行動しても褒められない。

押し付けるような言葉には「そうして当然」というニュアンスがあるため、嬉しい気がしないのです。

世間の常識や価値観を、問答無用で押し付ける印象があるため、反発が生まれやすくなります。

では、どうするか。

「するべき」という言葉は「したほうがいい」に変えましょう。

「学生なら勉強したほうがいい」

「最後まで責任を持ったほうがいい」

押し付けがましい印象が和らぎましたね。

「したほうがいい」は、おすすめする言い方です。

勧めてはいますが、強制ではなく、最終的な判断は相手に委ねています。

選択する余地を与えているため、相手にとって受け入れやすくなるのです。

言葉は、本当に面白い。

言い方を少し工夫するだけで、ずいぶん印象が変わります。

「するべき」より「したほうがいい」という言い方を、したほうがいいのです。

人間関係で注意したい余計な一言(25)
  • 「するべき」より「したほうがいい」と言って、柔らかい印象にする。
相手が気持ちよくうんちくを話しているなら、間違いに気づいても指摘しないほうがいい。

人間関係で注意したい30の余計な一言

  1. 振り返る習慣があれば、言葉遣いの改善はどんどん早くなる。
  2. 「よく言われます」の一言が、相手をがっかりさせる。
  3. 「そうだよ」という一言が、相手を不快にさせることもある。
  4. 癖を直さない人にありがちな言い訳。
    「誰にも迷惑をかけていない」。
  5. 聞かれていないことまで答えるのは、余計な一言。
  6. コンプレックスや弱点を刺激する呼び方は、控えたほうが賢明。
  7. 「そんなふうに見えない」という一言が、相手を傷つけることもある。
  8. 頑張っている人には「頑張ってね」より「無理しないでね」。
  9. 「面倒くさい」という一言は、思考を停止させる言葉。
  10. 「どうでもいい」という一言は、会話を途切れさせる言葉。
  11. 「いろいろあったんです」という一言は、会話が途切れる言葉。
  12. 独り言を言いながら仕事をする人に、どう指摘するか。
  13. 太っている人に「痩せなさい」という助言は、むしろ逆効果。
  14. 「こうなると思っていた」は、後出しのじゃんけんと同じ。
    周りをあきれさせる言葉。
  15. 「ありがとうございました」と言われたとき、どんな返事をしていますか。
  16. 「わかっている」と言いそうになったときの考え方。
  17. 自分のことを「ばばあ」と呼ぶのは、謙遜ではなく、傲慢。
  18. 決め付ける言い方は、相手を不快にさせやすい。
  19. 否定の言葉を2回繰り返すと、さらに印象が悪くなる。
  20. 返事の一言目で「ですから」を使うと、感じが悪くなる。
  21. 会話が続かないのは、会話が続かない返事になっている。
  22. 楽しい話は、楽しそうに話そう。
    悲しい話は、悲しそうに話そう。
  23. 同じ人に、同じ話を何度もしない。
  24. 「言っている意味、わかりますか」という言い方はしない。
  25. 「するべき」より「したほうがいい」。
  26. 相手が気持ちよくうんちくを話しているなら、間違いに気づいても指摘しないほうがいい。
  27. 相手の話がわかりやすいと思ったら「わかりやすい」と言ったほうが喜ばれる。
  28. 「すみません。
    ありがとうございます」より「ありがとうございます。
    助かります」。
  29. 「これくらいできるよね」という口癖は、避けたほうがいい。
  30. 「今からですか」の一言は要注意。
    拒否サインとして誤解されやすい。

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