独り言を言いながら仕事をする人を見かけることはありませんか。
「これは何だ」
「そういうことか」
「ちょっと待ってよ」
一瞬、自分に話しかけているのかと思って振り向くと、単なる独り言だと気づきます。
1回や2回くらいならいいのです。
うっかり独り言を言うことは、誰にでもあることですね。
しかし、独り言が癖になっている人は、独り言が頻繁です。
ひどい人になると、1日中、言い続けることもあります。
独り言が頻繁になると、周りの人はずっと気になって落ち着かず、業務が妨げられるでしょう。
さて、問題はどう指摘するかです。
よくありがちな方法は、やり返しです。
相手の独り言を黙らせてやりたいと思い、自分もわざと独り言を言って、相手を困らせようとします。
どれだけ独り言が迷惑であるかを相手にわからせれば、相手は自然とやめるだろうと思うからです。
ありがちな対応ですが、要注意です。
結局のところ、やり返すと相手と同じ状態です。
感情的で幼稚な手段であり、賢い対応とは言えません。
多くの場合、相手もいら立ちが強くなり、人間関係が悪くなるという最悪の結末になるのです。
では、どう対応するのがいいのでしょうか。
心がけたいのは、大人の対応です。
まず話しやすい仲なら、直接相手にお願いをしてみるのもいいでしょう。
言葉を慎重に選んでお願いしましょう。
「独り言が少し気になります。できれば控えていただけると、助かります」
優しい言い方をすれば、相手も理解して、改善に努めてくれるでしょう。
もし自分から言いづらいなら、上司に相談する方法もあります。
上司からその人に指摘をしてもらえば、穏便に改善される傾向があります。
感情的な対応は避け、落ち着いて大人の対応を心がけましょう。