会話のとき「今からですか」という一言には注意してください。
禁句というわけではありませんが、要注意の一言です。
確認が必要なときに使うのならいいのです。
忙しいときや立て込んでいるときは、優先順位を考えるうえで、きちんと確認しなければいけない場面であるでしょう。
今すぐなのか、それとも後日でいいのか、確認の必要があるなら、どんどん口にしていいのです。
しかし、口癖や決まり文句など、安易に発言するのは注意したいところです。
時と場合によって「拒否のサイン」として誤解されやすいからです。
上司から「これをお願いね」と仕事を依頼されたとき「今からですか」と返事をすると、嫌がっている様子に映るでしょう。
友人から「レストランに行こう」と誘われたとき「今からですか」と返事をすると、困っているような印象を与えるでしょう。
自分としては普通に発言したつもりでも、相手からすると、少なからず否定的なニュアンスを受けます。
「そんなつもりで言っているのではない」と声を荒らげる人もいるかもしれません。
大切なのは「相手がどう感じるか」です。
自分では否定的な意味で発言したわけでなくても、相手からすると否定的に聞こえやすいのです。
「今からですか」が口癖になっている人は注意してください。
いつの間にか相手に拒否の印象を与え、思わぬ不利益を被っている可能性があります。
拒否サインとして誤解されるのは不本意でしょう。
禁句というわけではありませんが、誤解を招きやすい一言として頭の片隅に入れておくといいでしょう。
きちんと確認したいときなど、必要な場合を除いて、控えておくのが無難です。
「今からですか」と言いそうになったとき、どうすればいいのでしょうか。
シンプルかつ前向きな一言で返事をしましょう。
OKの意味なら、きちんとOKの返事を心がけるだけです。
上司から仕事を依頼されたら「はい、わかりました!」というシンプルな一言で十分です。
友人からレストランに誘われたときは「いいね、行こう!」と前向きな返事をしましょう。
きちんとOKの意味が伝わって、余計な誤解がありません。
コミュニケーションがスムーズになり、ポジティブな印象も与えるのです。