面接で、特定の質問を聞かれないようにするためにはどうすればいいか。
聞かれる前に、自分から伝えればいいのです。
たとえば、志望順位です。
「当社の志望順位を教えてください」
そう聞かれたとき、探り合いのような雰囲気になりがちです。
「どうせ第1志望と答えるのだろう」と考える面接官と、定番どおり「第1志望です」と答える応募者。
堂々と答えることができればいいのですが、演技をするような恥ずかしさに苦しむ人もいるでしょう。
もし志望順位について質問されたくなければ、第1志望であることを前もって伝えておく方法もあります。
「本日は第1志望である御社との面接で緊張しております。よろしくお願いいたします」
「専攻科目で得た知識を生かしたいため、御社を志望いたしました。御社が第1志望です」
自己PRや志望動機の中で、さりげなく第1志望であることを伝えます。
前もって志望順位を伝えれば、面接官は、再び志望順位を聞くことはないでしょう。
これで1つ、答え方の心配を減らすことができるのです。
このテクニックは、志望順位以外にも使えます。
「学生時代に、最も力を入れていたこと」
「ゼミで勉強したこと」
「入社してやりたいこと」
「10年後の自分」
定番の質問を中心に「聞かれる前に伝える」という手法を使えば、特定の質問をブロックできます。
ただし、やりすぎには注意が必要です。
複数の質問を前もって細かく説明していると、くどい話し方になります。
もし使うなら、適度の範囲で心がけましょう。