圧迫面接でも、とりわけ非常識を超えた発言が聞かれる場合があります。
最上級とも言うべき非常識な発言と言えば、やはりこれでしょう。
両親の否定です。
面接官から、こんな信じがたい言葉を言われます。
「あなたも最低ですが、そんな育て方しかできなかったあなたの両親も、最低ですね。家族揃って、最低家族ですね」
こんなことを言われて、怒りを感じない人はいないでしょう。
自分を悪く言われるのは耐えられても、両親を悪く言うのは耐えられないものです。
強い怒りがこみ上げ、面接官に強い敵対心を抱く人もいるはず。
しかし、どんなに腹が立っても、ひとまず気持ちを落ち着かせましょう。
怒りや興奮が高ぶると思いますが、社会人なら、面接中に取り乱す姿だけは控えたほうがいいでしょう。
怒りや興奮があっても、とにかくその場だけは落ち着かせ、取り乱すことを抑えます。
では、両親を否定されたことを言われたとき、どうするか。
圧迫面接とはいえ、さすがに限度を超えています。
世の中には、言っていいことと悪いことがあります。
いくら圧迫面接とはいえ、両親を否定するような発言は、あまりに非常識です。
限度を超えた非常識を言われたなら、その企業の体質を疑い、入社を再検討するのが賢明です。
面接でそんな発言や態度をされたなら、入社すれば、もっとひどいことを言われる可能性があります。
この考え方は、セクハラ発言や差別発言でも同じです。
考え方によっては「面接で気づけてよかった」とも言えるのです。