自己PRといえば「大きな成果でなければいけない」という誤解があるようです。
もちろんアピールする成果は、大きければ大きいほど理想的ですが、大きな成果だけが限定ではありません。
わずかな上達でも、企業に貢献できる内容なら、自己PRになります。
たとえば、英会話が最初はまったくできなかった人がいたとします。
挨拶の一言すら言えなかった人でも、毎日こつこつ勉強に励んだ結果、簡単な日常会話までできるようになった。
そんなささいなアピールでも、面接官の心に響くものがあるはずです。
上達の幅は小さくても、向上心や前向きな様子が伝わるでしょう。
素朴に感じるアピールかもしれませんが、真面目で誠実な人間性は十分伝わります。
向上心や前向きな様子が少しでも伝わるなら、アピールする価値はあります。
「現在の能力は低いが、伸びしろがあるだろう。成長力が期待できそうだ」と、面接官はうなずくはずです。
つまり、期待値を含めた評価をしてもらいやすくなるのです。
大きな成果だけにとらわれず、少しの上達でも経験があるなら、アピールしてみてはいかがでしょうか。
少しの上達した内容が、企業に貢献できる技能なら、なお評価は高くなるはずです。