「最後に何か質問はありますか」
面接の最後にある定番の質問です。
こう聞かれれば、応募者は、わからない点を尋ねることができます。
もし疑問点がいくつかあれば、もちろん複数の質問ができます。
ただし、次のような質問の仕方に心当たりはありませんか。
「○○について、聞かせてください」
「ほかにも、質問をさせてください」
「まだ質問があります。よろしいでしょうか」
こうした聞き方をすると、面接官は「質問はいくつあるのだろうか」と戸惑うでしょう。
質問としては成り立っているのですが、どことなく、段取りの悪さを感じさせる聞き方なのです。
では、どうすればいいのか。
最初に、聞きたい質問の数を宣言するのです。
「お伺いしたいご質問が、3つ、ございます」
最初に質問の数を宣言すれば、面接官も質問の数が最初に把握できます。
複数の質問があっても、答える準備ができるため、スムーズに答えてくれるはずです。