執筆者:水口貴博

面接の受け答えが上達する30の心得

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縁故関係の自慢は、かえって本人の印象を下げる。

縁故関係の自慢は、かえって本人の印象を下げる。 | 面接の受け答えが上達する30の心得

面接で避けるべき話題の1つが、縁故関係の自慢です。

自分の人間関係に強力なコネがあれば、面接でアピールしたくなるかもしれません。

「大きな声では言えませんが、御社の○○部長は、私の叔父です」

「ここだけの話ですが、先輩の○○様には、ご配慮をいただいております」

さりげなく縁故関係をアピールすれば、採用率の向上を期待するかもしれません。

もちろん面接官に聞かれたときは、素直に答えてもいいでしょう。

しかし、聞かれていなければ、自分から言うのは好ましくありません。

自分から縁故関係を話せば、自慢になり、面接官に悪い印象を与える可能性があります。

楽をして入社しようとする様子が伝われば、面接官は不快感を抱き、素直な評価を妨げるでしょう。

他人の威光に頼る様子が露骨に伝わるため、採用を有利にするどころか、かえって不利にする場合があります。

場合によっては「不採用にさせない」という脅迫にも聞こえ、印象がよくありません。

面接官は、あくまで個人を見て、判断します。

応募者は、どんな実績や技能を持ち、どれだけ企業の利益に貢献できるかを見ようとします。

縁故関係の自慢をしても、本人の人間的魅力とは関係ないため、かえって本人の印象を下げる場合が多いのです。

答えるのは、聞かれたときだけにしておくのが賢明です。

面接では、純粋な自己アピールに専念したほうが、選考の通過率もよくなるでしょう。

面接の受け答えが上達する心得(26)
  • 聞かれた場合を除き、縁故関係の発言は控える。
特に笑顔が必要な、2つの瞬間とは。

面接の受け答えが上達する30の心得

  1. 面接の第一印象は、最初の3分で決まる。
  2. 目的のわからない質問をする面接官の意図とは。
  3. 自己PRは、頑張ったことをアピールすることではない。
  4. 褒めてくる面接官は、基本的に裏があると思っていい。
  5. 立派に思える自己PRでも、違法や非常識な内容では、評価を落とす。
  6. 人によって定義が異なる質問には、どう答えるのが適切か。
  7. 面接は、聞かれたことを答える場ではない。
    企業に貢献したい気持ちをアピールする場。
  8. 緊張しているときの自分の反応を思い出せば、必要な対策が見えてくる。
  9. 水商売の経験は、隠すべきか。
  10. 成功談でも、該当者が多ければ、控えたほうが無難。
  11. 「御社が第1志望」では、平凡すぎる。
  12. 特定の質問を聞かれないようにするテクニック。
  13. 面接とは、お見合いのようなもの。
    お互いが選び合う、対等な立場。
  14. 長所を主張するつもりが、短所の露呈になっていないか。
  15. 「など」を省けば、言葉の印象が強くなる。
  16. 面接で複数の質問をするときに心がけたいマナー。
  17. 爽やかな笑顔は、あるものではなく、作るもの。
  18. 大きな成果だけでなく、少しの上達でも、自己PRになる。
  19. なぜ尊敬する人に「親」とは答えていけないのか。
  20. 実感や親しみを得やすい回答のほうが、面接官にも受け入れられやすい。
  21. 丁寧な言葉遣いも、言い方がだらしないと、悪印象。
  22. 悪い過去を正直に話すか。
    嘘をついて切り抜けるか。
  23. 面接で、両親を否定されたときの答え方。
  24. 話を弾ませるはずの相槌が、相手を不快にさせていませんか。
  25. うなずきには2種類ある。
    小さなうなずきと大きなうなずき。
  26. 縁故関係の自慢は、かえって本人の印象を下げる。
  27. 特に笑顔が必要な、2つの瞬間とは。
  28. 面接で笑顔は必須。
    ただし、常に笑顔ばかりも悪印象。
  29. あなたが思う真正面は、本当に真正面か。
  30. 恥ずかしくても、完全に正面を向いたほうが、確実に好印象。

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