自己PRとは、頑張ったことをアピールすることだと勘違いしている人がいます。
「アルバイトを週6日こなして、一生懸命頑張りました」
「文化祭の実行委員として頑張りました」
「学生時代は、夏休みにボランティア活動を頑張りました」
たしかに頑張ったのはよくわかります。
しかし、面接官にとっては「だから何?」という感じでしかありません。
全力を尽くす姿勢は伝わるかもしれませんが、そこから先に話がつながらないのです。
厳しいようですが、多くの企業にとって、頑張るのは当然の姿勢。
頑張ることをアピールしても、普通に感じるため、面接官の心は大きく動かされないでしょう。
また「頑張りました」という表現は、多用しすぎると幼稚に聞こえやすいため、注意が必要です。
自己PRでは、頑張ったことを主張するのではありません。
その経験から学んだことを、企業にどう貢献できるかをアピールするのです。
株式会社は、営利を目的とした組織体です。
あくまで企業は、利益に貢献できる人物を探して、採用活動を行っています。
頑張るのは素晴らしいことですが、その先が大切です。
頑張って得たことを、企業の利益にどうつなげてアピールできるかが勝負です。