従来の成功哲学では「夢を持て」「目標を立てろ」という考えでした。
本屋に駆け込んでください。
何万、何十万冊という本が、あなたに成功哲学を教え、プラス思考というものを教えてくれます。
しかし、ちょっと待ってください。
これほど、たくさんのプラス思考の本があふれていれば、すでに世界は平和になっているはずではないですか!
みんなお金持ち、みんな成功者、みんなが悩み知らず、愛と希望に満ちあふれ、幸せな人生を送っているはずです。
しかし、現実はどうでしょうか。
いまだに、現状は改善されず、マイナス思考で考えてしまう自分がいます。
本を読んで一瞬元気になっても、少し経てば、またいつもの自分に戻ってしまいます。
なぜたくさん本を読むのに、いつまでもプラスになれないのでしょうか。
そもそもプラス思考は、知識の吸収とは異なります。
本当のプラス思考とは自分の中から、引き出すものです。
プラスとしか考えようのない現実に「気づくこと」が本当に大切な勉強です。
目の前に美しく輝いている太陽があるのに、それに気づかず「何て現実は暗いんだ」と思っているだけです。
現実は、そもそも明るいのです。
その明るさに気づいていない、あなたに問題があるのです。
「明るい現実に気づくこと」
これが本当のプラス思考です。
本を読んで、知識を吸収することではありません。
気づくことです。
気づくことですから、本来あなたの心のどこかではすでにわかっているのです。
本当のプラス思考とは、気づくことで、自分の中から引き出すものなのです。